2018年12月5日水曜日

ONSENガストロノミーウォーキング in 原鶴温泉(福岡)

ONSENガストロノミーツーリズムへの参画

先週末にONSENガストロノミーツーリズム in 原鶴温泉に参加してきました。以前のブログでも紹介しましたが、ガストロノミーツーリズムとは、「その土地を歩きながら、その土地ならではの食を楽しみ、歴史や文化を知る」旅のスタイルです。そこに温泉の魅力を付け加えて、国内外の旅行者に体験してもうのが、ONSENガストロノミーツーリズムです。

温泉地をウォーキングしながら、その土地の風景や歴史に触れたり、地元の食べ物や地酒を楽しみ、最後に温泉につかって疲れを癒す。そんな温泉旅体験を通じて地域の魅力を伝え、温泉地の活性化を目指しています。まさにゆこゆこが目指す方向性に合致した取り組みです。

そこで、当社は2月からONSENガストロノミーツーリズムの正会員となり、活動に参画する予定です。正式に総会で決議されたら改めてお伝えします。


筑後川、柿、鵜飼、美肌の湯 原鶴温泉ウォーキングツアー

会員となる前に、まずは体験しなければということで、原鶴温泉で実施されたウォーキングツアーに参加してみました。原鶴温泉は福岡県朝倉市、筑後川沿いに旅館が並ぶ温泉地です。単純泉と硫黄泉が混ざり合い化粧水に浸かったようなぬるぬる感で、ダブル美肌の湯とよばれています。

朝倉市の杷木地区は柿の名産地。ちょうど柿のシーズン真っ盛りでしたので、まるで花が咲いているかのように柿が実っていて、イチョウの葉の黄色と柿のオレンジが山の斜面をうめつくしています。ウォーキングツアーでは、柿狩りを体験したり、柿の天ぷらや白和えなどを、日本酒と一緒に楽しむことができました。
また、温泉地が面している筑後川では、5月から9月の期間、鵜飼による鮎漁を行っているそうです。シーズンオフでしたので漁は見られませんでしたが、オフシーズンをのんびり過ごす鵜を見たり、屋形船に乗せてもらったりという体験もプログラムに含まれています。

私は原鶴温泉に初めて訪れましたが、まさに食を通じて自然や文化を知り、単に温泉に入る旅より、もう一段深く温泉旅を楽しむことができました。ただ、今後主催する側に立つ立場として考えると、観光スポットや食に関する背景などを参加者に事前に伝えることで、現地での体験にもっと深みや感動が増すのではないかと感じました。このあたりは、当社が参画することで改善していけるよう努力していきたいと思います。


地元の常識にストーリーを吹き込んで感動に変える

このツアーを通じて実感したのは、旅はストーリーで伝えることが大切だということ。何の準備をすることもなく、自由気ままに楽しむ旅も否定しません。しかし、観光スポットや食事、温泉など背景となるストーリーを予備知識としてもつことで、現地での体験に感動がうまれるのではないでしょうか。同じ場所を訪れても、ここが歴史上の人物が祀られていることを知って訪問することで感慨深さを感じたり、同じ料理をを食べても、なぜこのような調理法で調理することになったのかという文化背景を知ったうえで食すことで、味わい深く感じます。泉質や特徴を知って入る温泉は、効能が倍に感じられるかもしれません。

実はこうした文化的歴史的背景や関連知識は、地元の人には当たり前のこと。なんのめずらしさも感動もありません。しかし、旅行者にはひとつひとつが初めてのことですので、色々な思いをめぐらせながら初経験をすることになります。その体験をストーリーに付け加えることで、深みが増したり、感動につながったりします。いかに旅行者にこうした旅体験をしてもらうかが、再訪や口コミとなり、最終的には地域の活性化につながるのでしょう。

「地元の人にとっては当たり前」このことが、温泉地の魅力を伝える大きな壁になっています。この常識に、いかにストーリーを付け加えて魅力を発信するか。これを当社のミッションのひとつとして取り組んでいきましょう。


あとがき

①昨日のクリスマス忘年会、楽しんでもらえましたか? 昼間の私のプレゼンを聞いているときとはテンション、エネルギー大違いでしたね!(苦笑) でも、仕事はメリハリが大切。これからも定期的にやりますから、真剣に議論したり、大騒ぎして、これからも楽しく仕事をしましょう!(あ、昨日みたいなプレゼントが定期的にあるわけではありませんよ、、、)

②銀座ランチシリーズ Luke'sロブスターサンド
前からお店の前を通り過ぎるたびに気になっていたのですが食べてみました!単にバケットにロブスターを挟んでいるのではなく、パンを鉄板で焼いてバターが塗られていて香ばしい!個人的にはリピありですが、コスパ(ボリュームに対するコストかな)でいうと、ちょっと銀座価格。