2021年3月8日月曜日

いい会話で脳内化学反応を起こす

ネットの情報は心地いい、でもハマると危険

 皆さんが日々触れる情報のうち、どのくらいがネットからの情報ですか?リモートワークが中心の生活になってから、家族以外の人と話す機会が減り、情報はネットニュースやSNSがほとんどという生活になっているかと思います。情報のパーソナライズ技術の進歩によって、ネット上の情報は自分好みの情報にパーソナライズされるようになりました。ECサイトでは自分好みの商品がオススメされ、情報サイトでは興味がある(と思われる)情報がすぐ目に入る位置に出てくる。少し前に検索した情報に関連した広告が何度も追いかけてきて「買わないんですか?」とリマインド。はじめはいつも監視されているみたいで怖いと感じましたが、自分にとって都合のいい情報に囲まれている生活は、それはそれで違和感がなく心地よくなってきます。しかし、ネット上の情報だけに触れていると情報の偏りが生じて、幅広い知見を持つことができなくなるだけでなく、人と人に壁を作ったり、世界を分断してしまったりするのではないかと感じています。

パーソナライズされた情報にどっぷり浸ってしまうと、それがあたかも全ての世界であるかのように勘違いしてしまいます。でもそれはあなたの世界であって、全ての世界ではありません。世界はもっとずっと広く、色々な人いて、色々な考えがあって、色々なことが起きている。居心地のいい自分の部屋に閉じこもっていては見えないものがたくさん存在しています。それらを知らずに決められた枠の中にハマってしまうことは、結果的には不自由なことであり人間の幅を狭めてしまうのではないかと思います。だから意識的に居心地の良い部屋から外に出て、色々な情報に触れ、新しい刺激を受けるようにしましょう。


人の考えを一旦受け止めて認める

CCO(Chief Conversation Officer)によって、「いい会話」プロジェクトが始まりましたね。スナックやBARも開店しました。リモートワークで減ってしまった”会話”の機会が増えるきっかけになればいいと思います。人と話すことは新しい刺激を受けるためにとても大切です。このプロジェクトをきっかけに、今まで話したことがない人、普段の仕事では関わらない他部署に人とも積極的に話をしてみましょう。この人意外と面白い人だな、普段ふざけているみたいに見えるけどこんなこと考えてるんだと新しい発見があるはずです。友達を増やすことが目的ではありませんから、無理に仲良くしろと言っているわけではありません。話をして、その人のこと、その人の考えを知って、一旦受け止めることが大切です。その人が自分と同じ考えでも、違った考えでも、そういう考え方の人がいるんだということを認識して認めることです。そのうえで、どのような距離感で人間関係を構築するかは皆さんの自由です。

これまで何度か雑談がひらめきを生むという話をしてきました。これは、人と話をする中で、自分の頭の中にある情報と外からインプットされた新しい情報が化学反応を起こして生まれるものだと考えています。人の考え方を一旦受け止めて、認めることが、自分の考えとの融合や化学反応を導きます。決められた枠のなかにハマっていては何も生まれない。自分自身の考えをしっかり持つことは大切ですが、それ以外の幅広い人、思想、世界を知り、多様性を受け入れることは自分の人間性を大きくします。積極的に外の人(自分と違う考えを持つ人)とのいい会話で脳内化学反応を起こしましょう!


あとがき

①新しい情報に触れるひとつの手法として本を読むことは大切です。でも毎日忙しい中で読書の時間を確保するのは大変ですし、本は読みなれないと苦痛に感じることもありますよね。私もあまり得意な方ではないので、flierという本の要約サービスを使っています。このサービスでは、本の内容がパーソナライズされず多種多様な本が紹介されるので、新しい情報をインプットするのにいいですよ。何より5分で1冊読んだ気分になれるところがGood。

②アメリカのイート・ジャストという会社が培養肉を開発しているのを知っていますか?動物を殺すことなく採取した細胞から培養するらしい。これからの食品表示は、国産、輸入、養殖、培養!? 2040年には肉全体の6割が培養肉か植物肉(大豆たんぱく由来など)になるらしい。お肉類は家畜が殺されているということから食べられない人もいるから、そういう人にはいいかもね。


2021年3月2日火曜日

1%のひらめきと99%の努力の話

努力とひらめきどちらが大事? 

皆さんは、エジソンの名言とされる『天才とは、1%のひらめきと99%の努力である』という言葉を知っていますか?

「天才とは『特に努力することなく様々なことができる人』と思われがちだけど、本当は99%の努力があるからこそ1%のひらめきが生まれるもの。だから努力をすることは大切だ。」

と”努力”を重視して解釈する人もいますし、

「1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄になる」「1%のひらめきがあるから99%の努力ができる」

と”ひらめき”を重視して解釈する人もいるようです。ネット上でもこの言葉をめぐって色々な議論や持論が展開されていますね。

人の話はその一部が都合の良いように切り取られ、勝手な解釈のもとに広がったりするものですから、この言葉が使われた背景にエジソンのどのような考えがあったのかは分かりません。大切なことは、その言葉についてただ賛成したり反対したりするだけでなく、その言葉をきっかけにして自分の考えを持つことではないかと思います。

私は、”努力”と”ひらめき”は補完関係にあって、両方なければうまくいかないと考えています。

いつも真剣に仕事に取組み、課題や問題の解決策を考え、分からないことがあれば聞いて調べてクリアにする。そうした日々の努力があるから、ふとした時にいいアイディアがひらめくものです。そのひらめきは、必ず自分、仲間、組織、会社の進化につながるでしょう。そして、アイディアの実現に向けてまた努力を重ねることができますよね。

何の努力もなく頭に浮かんできたものは、単なる思い付きにすぎません。その思い付きを仲間と共有しても共感にはつながりませんし、自分自身でもそれに向けてまた努力することもありません。

つまり、努力があるからひらめきがあり、ひらめきがあるから努力ができる。それが1%と99%の割合で発生するかどうかは分かりませんが、お互いに補完しあう関係にあるのではないでしょうか。


1%の余裕がひらめきをもたらす

以前のブログで、雑談はひらめきをうむということを書きました。ひらめきは、目の前のことで頭を埋め尽くした余裕のない状態ではうまれてきません。仲間との雑談、仕事の合間のほっとしたコーヒータイム、通勤電車でぼーっと外の景色を眺めている時、携帯で誰かのブログやSNS、ニュースなどを見ている時などに急に降臨してきます。その意味では、頭の中を努力だけで100%埋め尽くしてしまうのではなく、1%だけでも余裕をもつことでひらめきをもたらすことができるという解釈もできますね。

ひらめきは急に降臨してきますが、頭の中にとどまってくれずにすぐに忘れてしまいます。ですから、ひらめいたことをすぐにメモに残すことが大切です。私はテキストや写真、音声などを記録できる携帯のメモアプリに残しておいて、それをたまに見返しながら、ひらめきとひらめきを結び付ける作業をしています。


仲間のひらめきを尊重する

ひらめきは99%の日々の努力から生まれてきたものなので、ひらめいた本人にとっては価値あるアイディアですし因果関係も明確です。でも、周囲の人からすると少し唐突感があるので、思い通りの共感が得られなかったり、逆に否定されたりすることもあります。興奮が一気に冷めて残念な気持ちになりますよね。

努力の結果のひらめきは確実に価値あるアイディアです。仲間が何か新しいアイディアを持ち込んだ時には、たとえ唐突感があったとしてもまずはきちんと聞く姿勢をもちましょう。そして、そのアイディアの背景やどのような考えから生まれてきたものなのかなどを話しながら、どうしたらそのアイディアを形にできるかという前向きな議論をしていきましょう。その議論の過程で、アイディアが変化したり、さらに現実的な戦略に変わったりしていきます。否定してしまったらそれで終わり。発展も進化もありません。

皆さんも、忙しいときや大変なときにこそ1%の余裕をもつことを心掛けてください。その余裕がひらめきをうみ、仲間のひらめきを尊重し、そのひらめきの積み重ねが進化へのストーリーとなるでしょう。99%の努力と一緒にね!


あとがき

①家族でロードオブザリング3部作を見ました。全部見たはずなのにほとんど覚えていなくて、初めて見る子供と一緒にとても楽しめました。20年くらい前の映画ですが、ニュージーランドで撮影された大自然や、その中で繰り広げられる戦闘シーン、ゴラムの気味の悪い表情や動きなどは、まだCGの質がそこまで高くなかった時代にしてはすごい迫力。コロナで撮影が延びてしまっているようですが、Amazonでドラマ版の撮影が始まっていて年内に始まるらしい。楽しみ!


②Toonmeという携帯アプリ知ってますか?顔写真をディズニーアニメキャラクターのように変換してくれるアプリです。まずは子供の写真を変換。うん、うん、それっぽい! 次に自分を変換。 ・・・・。私の顔は実写向きか。

2021年2月16日火曜日

”心配”より”心配り”

しばらくの間コロナ一色の報道でしたが、森会長の発言からオリンピック関連の報道が増えてきました。オリンピックを開催するにしてもしないにしても、できる限り関係者が納得できるかたちに落ち着けるにはどうしたらよいかを検討する重要な局面で、このような混乱はますます不安を煽りますね。個人的には、単純に4年スライドして東京を2024年、パリを2028年にできないの?と思ったりします。東京はすでに競技場や選手村の建設をはじめ様々な開催準備が終わっているのに対して、パリはまだスケジュールの引き直しができるのでは?これは日本だけの問題ではなく世界的な問題ですから、世界の国々がどのように協調姿勢を見せるか、とてもスケールの大きなマネジメントが求められます。

コロナの感染状況、緊急事態宣言、ワクチン接種開始、GoTo再開、そしてオリンピック開催と毎日の報道ははっきりと”先が読めない”ことばかり。そのような報道を聞いたところで私たちは結局どうすることもできません。大切なことは、どうなるか分からない、かつ自分ではどうすることもできないことを心配するのではなく、今できることをするということだと思います。

私たちが今できること、それは
①政策決定や市場環境の変化に応じて粛々とすべきことをする
②日々の目の前の仕事だけでなく私たちの向かう先としての理念を確認する
③コロナのせいで、ではなくコロナのおかげと考える


今できることその1
先のことを心配するのではなく、起こりうることを想定し、時がきたら実行する。それの繰り返しです。コロナの影響はまだしばらく続くでしょうから、感染状況や政策決定に一喜一憂していては気持ちがもちません。ここは感情を無にして、粛々と想定&実行を進めましょう。急ハンドル、急アクセル、急ブレーキにならざるを得ないところがありますが、必ず事前にアナウンスします。アナウンスに耳を傾けてしっかりとつかまっていてくださいね。

今できることその2
その1で書いたように仕事を粛々と前に進めていると、徐々にどこに向かっているのか、誰と一緒にいるのかを見失い、不安や寂しさに襲われてしまいます。ですから、仲間との”いい会話”や雑談を通じて、私たちがどこに向かい、何を目指しているのか、その理念を確認しましょう。ゆこゆこは、「おとなの毎日に、愉しみを。」提供するために存在しています。日々の仕事、あらゆる作業はその理念を達成するために必要なことです。無駄なこと、無意味なことなどひとつもありません。

今できることその3
コロナのせいでできなくなったこと以上に、コロナのおかげでできるようになったことがあります。
・時間と場所を選ばらない働き方ができるようになった
・オンラインコミュニケーションで効率的な営業活動ができるようになった
・会員と宿をつなぐメッセージを募り両者を勇気づけることができた
・その活動を通じてゆこゆこと会員の距離の近さを改めて実感できた
・旅市場やFP派遣など新しい事業が立ち上がった
・オンラインセミナーという法人クライアントや会員とのコミュニケーションスタイルができた
・仲間と顔を合わせて心の通ったコミュニケーションをすることの大切さを実感できた
・オフィスとはどうあるべきかを考えられた
他にも色々なことがコロナのおかげでできるようになりました。
これは確実に”進化”です。人は危機的状況におかれると進化します。今まで考えなかったことを考えるようになり、できなかったことができるようになる。コロナがなかったらできなかった進化を遂げることができたと考えると、とても前向きに受け止められますよね。


リモートワークで絶対的なコミュニケーション量が減っています。得てして自分と相手の意識や考えは違うもの。これまではその意識の違いを日々の雑談の中でうめてきました。いまの仕事の環境において大切なのは、”心配”ではなく”心配り”。一緒に働く仲間、宿や会員の方々にいつもより一歩踏み込んだ心配りを心掛け、コミュニケーションギャップをうめながら仕事をしていきましょう!


あとがき

①花粉症の時期が本格化してきましたね。たまに行くスポーツマッサージで隣の人の会話。
お客さん「毎朝ニュースで花粉が多いとか少ないとか言うけど、多いと言われたところで対策はしつくしてるんだからやめてほしいよ」
マッサージ師「だったら毎日少ないでしょうって言ってくれた方が気持ちが楽ですよね。病は気からですから。」
確かに。

24ジャパンにはまってます。アメリカの本家本元24もDVDを一気に借りて寝不足になりましたが、放映中の日本版は毎週録画して週末に見ています。唐沢寿明はなかなかいいキャスティングですね。一難去ってまた一難、裏切りの連続、登場人物があっさり死んじゃうあたりは、オリジナルを踏襲しています。もう誰も信用できません、、、

2021年1月31日日曜日

オフィスは創造的雑談の場

リモートワークに足りないものは?

リモートワーク中心の働き方が始まってもうすぐ1年が経とうとしています。当初は不慣れな環境の中でオフィスと同じように作業を前に進めることで精いっぱいでした。PCやネットワークなどのインフラを整え、仕事のフローも簡素化したりペーパーレス化を推進したりしてきました。そして、Teamsを使ったリモート会議やチャットでの仕事の進め方にも慣れてくると、仕事の進め方がどんどん合理的になってきました。通勤時間もなくなり、家事や家族時間との両立ができるようになる。子供が学校に行っている時は作業に集中できる。会議は事前に資料共有したりチャットでフォローすることで設定された時間内で終わるようになった。リモートワークも悪くないな、そう感じている人も少なくないと思います。それと同時に、寂しさや不安を感じたり、「何か足りない」と思う人も増えていますよね?


非言語コミュニケーションの役割

リモートワークの課題はコミュニケーションの量と質であることは明らかです。私は特に”非言語コミュニケーション”と”雑談”の欠落が大きいと感じています。

人は会話をしている相手の表情や動作といった非言語コミュニケーションによって言葉のやりとりを補完しています。自分の話に相手が相槌をうってくれたり、笑顔で聞いてくれていることが分かれば、共感してくれているんだなと安心して最後まで伝えることができる。ジェスチャーを交えて話しているのを見ると熱量や本気度を感じ取ることができる。相談事やネガティブな報告をする時に自分と目を合わせてじっくり聞いてくれることで相手を信頼することができる。リモート会議の参加者全員が画面をオンにしてお互いの表情が明瞭に見えればいいのですが、人数が多いとネットワーク環境が追いつかずフリーズしてしまうこともしばしばあります。そもそも、カメラと画面の位置がずれるので目が合わないですよね。そのため、非言語コミュニケーションがうまく機能せず会話をしても何か不安になったりもやもやとした感覚になってしまうのでしょう。リアルな会話ではいかに五感をフル活用してコミュニケーションをとっていったかということがわかります。


雑談はひらめきをうむ

また、リモートワークでは偶然の出会いをきっかけにしたコミュニケーションがありません。
エレベータや廊下でばったり会った同僚と「最近何してる?」と話しかけたり、
偶然部下の席の後ろを通りかかった時に「あの作業は順調?」と声をかけたり、
会議後に何人かで残って「さっき〇〇さんが話してた件だけど・・」と気になるところを話したり、
その後のランチで冗談半分で思いついたアイディアが結構現実的だったり、
席が近い人たちで週末の出来事を話をしていたらチームメイトの意外な趣味がわかったり、
リモートではそういういことがなくなりました。

会議と会議の合間にふと発生する何気ない雑談が、仕事の理解を深めたり、フォローアップになったり、アイディアやひらめきをもたらしたり、人と人の心の距離を縮めたりします。このハンドルのあそびのような雑談が組織の一体感や新しい発想を生み出していたんですね。リモートワークによって雑談が消えることで、ただ淡々とひとりで仕事を進めているような感覚がして、心の繋がりを感じにくくなっていると思います。


リモートの課題をクリアしてゆこゆこらしいハイブリッドモデルを目指そう

リモートワークを実施している会社では皆同様にこうしたコミュニケーション課題を抱えています。リモートワークに移行できた会社、コロナ禍で素早く環境適応できた会社だからこそ新たな課題に直面しているということがいえると思います。コレだという解決策があるわけではありませんから、まずは個々に思いついたアイディアを色々と試してみましょう。私が思いつくのは、

・少人数の会議ではカメラをオンにする
・時間に余裕があれば会議が始まる少し前に接続して会議前の雑談の場とする
・うなづきやジェスチャーなどを少し大げさにしてみる
・何か意見はありますか?と漠然と聞かず、具体的に誰かを指名して意見を求める
・部会などではファシリテーターを持ち回りにして会議のはじめの1~2分をアイスブレイク(場の雰囲気をなごませる)の時間とする
・メール、Teams、Yammerなどで積極的に発信したりコメントしたりする
・YammerってFace Bookみたいで何かもっと活用できる気がする
・リモートにおいて偶然の出会いはないので、10分程度の雑談時間をあえて作る
(ランチ、ティーブレイクという名目でチームメイトやメンバーを誘うのもGood)
・ちょっとした成功事例をメンバー、部内、社内で共有して称えあう
・画面ではなくカメラを見ると相手には目が合っているように見えるらしい(こちらは合わないけど。。。)

世界的IT企業であるGoogleのCEOも、「どのような状況でも、人々が集まるための物理的な空間が絶対に必要だと考える。リモートワークを2021年9月まで継続するものの週3日は出勤することを義務付ける。」としてハイブリッドモデルの働き方を発表しました。私も同感です。緊急事態宣言下においては極力出社しないなど感染状況に応じたガイドラインは設けるものの、社員が一体感・安心感を感じることができる場所、アイディアやひらめきを生み出す創造的雑談をする場所としてのオフィスは絶対に必要です。同時に、コロナ禍のような非常事態だけでなく個々の社員のライフワークバランスを考慮してもリモートワークのメリットは十分にあります。当社でもリアルとリモートのハイブリッドモデルを推進していきたいと思います。そのためにも、いま感じているコミュニケーション課題を少しずつクリアしていきたいですね。

現在並木オフィスは1フロアを返却したうえでフリーアドレス(自由席)とし、新しいコミュニケーションプレイスとしてうまれかわるためのプロジェクトをスタートしています。これまでリモートワークを実施してきたからこそわかる”オフィス空間に必要な機能”を盛り込んで、ゆこゆこならではのワークスタイルをつくりあげていきましょう!アイディアがあれば身近なプロジェクトメンバーにどんどんインプットしてくださいね。


あとがき

①スマートフォンのGoogleアプリのGoogle Lens(画像検索)がとても便利。検索ワード入力欄のマイクのアイコンの隣に□の中に・がはいったようなアイコンがあります。これをおして写真をとると、その画像に関する情報を検索してくれます。気になる雑貨や洋服、知らない植物、美味しそうな食べ物、、、メガネのようなウェアラブル端末を通して見たものに関する情報がすぐにわかるという時代も近そう。

②長男の受験の合格祈願に行った時のこと。
妻:「手を洗うところ(お参り前の手水舎)どこかしら?」
私:「・・・」キョロキョロ
次男:「あそこにあったよ!」
指さす先にあったのは「お手洗い」の文字

③会議前のアイスブレイクの参考に
https://nazotoki-concierge.com/column/team-building/202010092895/

2021年1月24日日曜日

ゆこゆこさん ー"いい会話"がもたらす情緒価値

ゆこゆこという社名の先には人格が見える

ゆこゆこの会員の皆さんは、当社のことをよく「ゆこゆこさん」と呼んでくださります。コンタクトセンターでの会話、ユーザーインタビューやヒアリング調査の時の回答、テレビの取材に応じてくださった時のコメントなど色々な場面で”さん”づけで呼んでいます。企業同士の打ち合わせ時に、相手の企業のことを”御社”と呼ぶ代わりに”〇〇さん”と呼ぶことはありますが、BtoCの企業のことを、消費者がさんづけで呼ぶことはあまり聞いたことがありません。愛着のある企業や商品だとしても「私はトヨタさんの車に10年乗っています」「ユニクロさんのヒートテックは手放せない」「回転ずしといえばスシローさんだよ」「AppleさんのiPhone以外は使いません」とは言いませんよね? 

”さん付け”は基本的に人に対して親しみを込めて使うもので、会社名やブランド名に付けることはあまりありません。なぜゆこゆこ会員はさん付けで呼んでくださるのでしょう?

お客様が「ゆこゆこさん」と呼ぶときには、法人格としての”ゆこゆこ”ではなく、その先に人格を思い浮かべているのではないかと思います。いつも愛読している会員誌の編集長や製作チームのメンバー、安心して気軽に予約や問い合わせができるCCのオペさん、宿の魅力やバリアフリー・感染症対策の状況などを現地に足を運んで確認している営業メンバー、ゆこゆこから発信される情報やコミュニケーションには必ず”人”が介在し様々な”会話”を通じて成り立っています。それが会員の皆さんにしっかりと伝わっているからこそ、親しみを込めて社名に”さん付け”をしてくださるのではないでしょうか?


仕事に対する信頼感の上に成り立つ情緒的価値

私の前社は旭シンクロテックという建設業の会社でしたが、施主であるお客様や実際に作業をしてくれる協力会社の職人さんから「シンクロさん」と呼ばれていました。あだ名+さん付けです。”ドリカムさん”とか”ミスチルさん”(ちょっと年代が古い?)のようなレベルです。でもそれが親しまれている感があってとても心地よかったですし、商売どうこうを超えてたくさんの人が人情で付き合ってくださっていることが強みでもありました。それは単に”人がいい”とか”仲がいい”というものではなく、仕事に対する信頼感や安心感が大前提。この会社であれば「手抜きすることなく確実な品質でおさめてくれる」「厳しい納期だけど必ず間に合わせてくれる」こうした信頼関係があってこそ、人情味に溢れた関係構築ができました。

「ゆこゆこさん」にも同じことが言えると思います。当社の強みは、紙媒体としての会員誌があることやコンタクトセンターがあることではありません。会員誌を発行することもコンタクトセンターを設置することも、やろうと思えばどの会社でもできるからです。ゆこゆこの本当の価値は、会員誌やCCといった機能的価値に加えて、発信する情報に対する信頼感、CCでの対話がもたらす安心感、口コミの正当性などの上に成り立つ親近感や人情味といった情緒的価値にあります。ゆこゆこが、会員、宿、社員同士の”会話”を大切にして信頼関係を創りあげているからこそ誰にも真似のできない情緒価値が生み出されているのです。


いい会話をしよう

先日の全社ミーティングで共有したように、ゆこゆこの行動規範は「いい会話をしよう」です。

コロナ禍で、旅に対して不安が増している中どのような会話をすれば会員の皆さんに安心・安全な旅をお届けできるか。感染状況や政策に振り回されながら短期間に様々な意思決定を強いられている宿の皆さんとどのような会話をすれば信頼関係が構築できるか。そしてリモートワークでリアルに顔を合わせる場が減ってしまった社員同士がどのような会話をすれば一致団結して力を発揮することができるか。みんなで考えて意見を出し合い、”いい会話”実践していきましょう!


あとがき

①長男がStarWarsマニアなので繰り返し見ていますが、先日ふと気づいたのはジェダイ評議会では、ソーシャルディスタンスがとられ、遠隔地に遠征にいっているジェダイはリモートで会議に出席している。しかも、リモート参加者はホログラムで自分の席に座っているように映し出されていて本当に同席しているみたいな感覚。20年近く前の映画のシーンに世界がなりつつあるってすごいですね。

②先日スシローでテイクアウトをオーダーして19時半ごろとりに行きましたが平日にもかかわらず大変な混雑。営業時間が20時までということで駆け込み入店もすごい。20時閉店がより一層の密を生み出しているような気がします。人の動きを時間帯で絞り込めば密になる。私たちが平日旅行を促進しているのは正しいね。


2021年1月18日月曜日

「おとなの毎日に、愉しみを。」 ーシニアがシニアにならない世界を創るー

経営理念は組織力の源泉 

年始にもお伝えしたようにコロナ禍のような危機的状況下にある時は原点に立ち戻り、ゆこゆこの経営理念(何のために存在し、何を目指そうとしているのか)とそれを実現するための行動規範や大切にすべき価値観について全社で共通認識をもつ必要があります。

リモートワークの比重が増え、対面でのコミュニケーション機会が減ると、一体感や連帯感が希薄になりがちです。目の前の仕事を前に進めることはできますが、ふと顔をあげた瞬間に、自分はどこへ向かっていて、何のために歩いているのかが分からなくなってしまう。そのような時に旗印となる存在が経営理念や行動規範です。目の前の仕事をしながら、折に触れて経営理念を確認することで、自分のしている仕事の意味や、組織内での役割を見失うことがありません。また会社への貢献度などがも分かりますから安心感や達成感にもつながります。

また、私たちは個人事業主ではなく組織で仕事をしていますから、1の力をもった社員が10人集まって10ではなく、組織力によって12、13の力を発揮することができます。経営理念や行動規範はこの組織力の源泉ですから、危機的状況下にあるいまこそ改めて経営理念の再確認、再定義をして、全社員の気持ちをひとつに乗り越えていきたいと思います。


ゆこゆこの経営理念:改めて「おとなの毎日に、愉しみを。」

ゆこゆこは、
”60歳代以上を中心とした高齢者層の人生が心豊かで幸せなものであるように愉しみを届け、シニアがシニアにならない世界を創る。”
ことを目指します。

それを一言で表したものが「おとなの毎日に、愉しみを。」という経営理念です。

ゆこゆこは3年前、シニア軸から温泉軸に、また紙媒体からネットにシフトして、より幅広い年齢層から加速度的な新規会員を獲得することを目指しました。また、ネット流入数を増やし、幅広い嗜好に対応するために、契約宿のラインナップを飛躍的に増加させる戦略をとりました。そこには、世の中のデジタル化が進み業界内でもOTAが力を伸ばす中、デジタルプラットフォームで効率的に会員獲得をして顧客ベースを拡大、それまでのシニア層フォーカスを一旦やめて温泉旅行のNo.1になるという狙いがありました。

”温泉”にフォーカスすることで他OTAとの比較において特徴づけができましたし、徹底したSEO対策によって”温泉”キーワード検索では上位に表出されるようになりました。また、ゆこネットの進化によって、2020年オリコン国内旅行予約サイトランキングでは2位(11項目中6項目が1位)という高評価もいただきました。専門部隊による新規宿開拓によって契約宿を大きく伸ばすこともできました。しかし、相次ぐ災害やコロナ禍の影響は大きく当初の狙い通りに業績をあげることはできませんでした。

一方、コロナ禍で改めて気づかされたのは、ゆこゆこ会員との距離の近さです。昨年一度目の緊急事態宣言時、ゆこゆこは会員からの6000通の応援メッセージで宿と会員をつなぎました。GoToトラベル政策で混乱している時には、当社を支援するように声をあげてくださる会員の方がいました。私たちの呼びかけに応え、応援してくださるロイヤル会員の皆さんがゆこゆこの売上の大部分を支えてくれています。こうしたファンの皆さんは、単に安いから、会員誌があるから、コンタクトセンターがあるからといった機能面だけでなく、その先にある情緒的な側面で当社に親しみを感じてくださっているのだと思います。新規会員獲得も必要ですが、これまで当社に期待して支えてきてくれたファンの方々にもっと喜んでもらう、もっと深い関係になることを大切にしなければいけないと再認識できました。

またコロナの影響で、旅行者のマイクロツーリズム志向が強まりました。これは、近場のマイカー移動で少人数の個人旅行という、これまでの当社の主戦場でもあります。以前、コロナは追い風?というブログを書きましたが、まさに世の中がゆこゆこに寄ってきたと言えるでしょう。

こうした背景の中でゆこゆこは改めて原点に戻り、シニア×車×個人旅行の領域でNo.1を目指すことを目標に掲げて進んでいきたいと思います。


旅に出る日以外にどこまで愉しみを広げられるか

温泉旅行で愉しい時間を過ごしてほしい。でも実際に旅に出る日は1年のうち数日だけ、それ以外の日々をどこまで愉しく過ごせるかを追求していきたいという思いで、”毎日”という言葉を使っています。大前提は、”期待を外さない”旅を愉しんでいただくために、宿の魅力を正しく伝えて期待値を合わせてもらうこと。でもゆこゆこ体験は、その日よりずっと前から始まっています。会員誌を片手に次の旅に思いを巡らせ、電話で気軽に問い合わせ、日にちが合えばそのまま予約、ネットに馴染みがなくても安心です。コロナ禍で旅に行けないときは、旅市場でお気に入りの宿のアノ料理を取り寄せて、思い出を振り返りつつ感染収束を願う。こうした旅前、旅後の体験を充実させることで旅の愉しみが広がります。

ゆこゆこが提供できるのは旅だけではありません。これまで会員誌の広告掲載でお取引をしてきた数多くの法人クライアントと同じ理念を共有することで、会員の皆様に多彩なサービスを提供できます。平均寿命は年々長くなり人生100年時代と言われている中、高齢者の三大不安といわれる、お金、健康、孤独はより一層深刻化しています。保険やFP派遣などのサービスは万が一の時のお金の備えに、ゆこゆこ生活サポート倶楽部は日常生活におけるトラブル解決の助けに、サプリメントで栄養バランスを整え健康に。これまで紹介してきたサービスは、ゆこゆこがしっかりと目利きをした法人クライアントのサービスです。私たちは温泉旅を基軸としながらも、その枠を超えて愉しみを追求していきたいと考えています。


たくさんの愉しみでシニアがシニアにならない世界を創ろう

愉しみというりっしんべんの字には、受け身の娯楽を楽しむのではなく、自らが積極的に心から楽しもうとするという意味があります。私たちが目指しているのは、テレビ番組のようなエンターテイメントを提供して楽しんでもらうのではなく、会員の皆さんが人生を愉しもうという気持ちになるための場づくりや後押しをすることです。その積極的な姿勢が日々の感動や刺激につながり、いつまでも若々しく輝いていることができます。人生100年時代といわれる裏側には、上記の三大不安を中心とした様々な社会問題が見え隠れしています。そのような時代において、たくさんの愉しみで”シニアがシニアにならない世界を創る”こと、これがゆこゆこの経営理念であり存在意義です。

私たちの仕事の全てがこの理念につながっていますし、つながるものでなければなりません。それは、営業やマーケ、CCといった直接的に事業に関わっている人だけでなく、管理部門の仕事も同様です。全社員がこの理念をしっかりと受け止め、共感の渦をつくって、会員や宿、法人クライアントの皆さんを巻き込んでいきましょう!


あとがき

トムクルーズ主演の映画「ザ・エージェント」(1996年)を観ました。トムクルーズはミッションインポッシブルでアクション俳優としてのイメージが強いですが、この映画はプロスポーツ選手のエージェントとして理想と現実の間で苦悩しながら生きていくヒューマンドラマです。ビジネスは結果(契約や利益)を出せば理想などいらないのか、でも理想だけでビジネスを成り立たせるのは難しい、そんなことを考えさせられる映画でした。経営理念はどちらかというと理想を掲げたものです。でも、私は本質的な理想を核として大切にしながらビジネスを成り立たせることにやりがいを感じます。

②先日近くのかき氷専門店にいきました。夏場は行列で1時間以上待つのですが真冬+コロナの今は私たち以外に2組だけ。果汁が凝縮された濃厚なシロップがうりです。寒いのに有難うございますと、温かいほうじ茶とホッカイロを添えてくれました。冬は乾燥しているし、温かい室内でホッカイロ片手にかき氷もなかなかよかったです。

2021年1月3日日曜日

"戦わない”という戦略 -年頭の挨拶にかえて

明けましておめでとうございます

皆さん明けましておめでとうございます。コロナウィルス感染拡大第3波の影響で、この年末年始は帰省や旅行はせず自宅で過ごした人が多かったのではないでしょうか。離れた家族とリモートで同じおせち料理を楽しむための、「自宅用・贈答用のお揃いおせち」なるものも販売されていたそうで、物理的な距離は離れていても家族の絆を保つためのアイディアがたくさん生まれていると感じます。


旅は人生になくてはならない存在

コロナウィルスの真の恐ろしさは、ウィルスに感染することよりも、”未知が引き起こす不安感や恐怖感”にあると思います。人は不安や恐怖にかられるとパニック状態になって正しい判断ができなくなってしまう。そのことが人の心や身体に与える影響、さらに経済に与えるインパクトは計り知れません。コロナの収束時期については様々な憶測がとびかいますが、少なくとも2021年いっぱいは”ウィルスの脅威”と対峙し続けることになるでしょう。しかし、ウィルスに関する調査が進み、ワクチン接種が始まり、人々の免疫が高まることで、”ウィルスの恐怖”は徐々に消えてくると思います。正しい知識をもって、正しい対策とともに心から人生を愉しめる日を早く取り戻したいものです。

一方、GoToトラベルキャンペーンによって一気に人が動いたことなどを見ると、ストレス下にあればあるほど人は旅に癒しを求めます。人は”次の旅”のために日々の仕事や家事、育児を乗り切ろうという気持ちで頑張っている。だから、コロナ禍で旅に出られなくなることでストレスのはけ口を失い、不満を増大させ、旅を切望するようになりました。コロナウィルスは旅行業に壊滅的な打撃をもたらしましたがそれはあくまで一時的なことにすぎません。旅は日々の生活必需品ではないものの、”人生になくてはならない存在”であり、今後AIやVRなどのデジタル技術によって置き換わることもありません。コロナによって旅行業界の将来性について憂慮する声もありますが、私は逆にコロナによって旅の存在価値がさらに際立ったのではないかと感じています。


危機下こそ原点に立ち戻る

2021年もコロナの脅威は続くと見ていますが、こうした危機下にあるときこそ会社の原点を見つめなおすことが大切です。ゆこゆこが社会に存在し、私たちがゆこゆこで仕事をしている意義と、この会社がこれまで20年間生き抜いてきた価値の源を再認識することで、気持ちをひとつにして危機を乗り切ることができるからです。

ゆこゆこは、「60代以上を中心とした会員の皆様に心豊かで幸せな人生を愉しんでいただきたい」という思いのもと、会員の皆さん、宿の皆さん、そして社員同士の心の繋がりと信頼づくりを大切にして事業を続けてきました。人生の豊かさや愉しさは心の繋がりのうえに成り立っています。だからこそ、この価値観は私たちの思いを実現するための根本的な思想だと言えます。

私たちは単に宿から仕入れた部屋を売っているのではありません。お客様がゆこゆこ本誌やネットを見ながら次はどこに行こうかと思いを巡らせる高揚感、カスタマーセンターで会話をしながら旅の計画や予約ができる安心感、送られてくる現地情報とともに出発日を迎える期待感、期待通りの温泉・食事・もてなしをうける満足感、万が一のトラブルや不満があっても真摯に応えてくれる信頼感、旅の思い出を振り返りながらする会話の充実感、こうしたゆこゆこ体験の全てが私たちの提供するサービスです。ネットで部屋を売る、電話で予約を代行する、その機能だけであれば、やろうと思えば誰にでもできます。しかし、一連のゆこゆこ体験によってもたらされる情緒的価値(○○感)は決して誰にも真似のできるものではありません。

冒頭にも言いましたが、不安や恐怖は人に迷いをもたらし正しい判断ができなくなってしまいます。リモートワークが中心の働き方になり、仲間たちと物理的な距離がある環境だと、自分がどこにいて、どこを目指し、なんのために仕事をしているのかを見失い、それが不安を引き起こします。そのような危機的状況下にある時こそ原点に立ち戻り、目指すべきビジョンや大切にしている価値観、ゆこゆこの真価を全員で再認識して、共感、共鳴すること。これが組織の力につながります。2021年は組織の共感力を高めることに注力して、皆さんの仕事に対する意欲の土台作りをしていきたいと思います。


戦わない戦略 -劣位解消ではなく優位伸長

2021年の事業方針ですが、”戦わない”ということを意識したいと思います。当社はこれまでの数年間、競合OTAの動向やビジネススケールを意識しすぎるあまり、大切にすべきことや本来の価値を見失っていたように感じます。様々な環境変化に対応してサービス内容を進化させていくことは重要です。しかしそれは先行している競合他社に追いつこうとすることではなく、お客様が真に求めていること、お客様の人生の愉しみにつながること、当社の理念にもとづいたことでなければいけないと認識を新たにしました。

故スティーブ・ジョブスは
『美しい女性を口説こうと思ったとき、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ。ライバルが何をしようと関係ない。その女性が本当に何を望んでいるのかを見極めることが重要なんだ。』
と言っています。

数多くの会員の皆さんがゆこゆこ体験に価値を感じてくれています。その人たちが何を望んでいて、もっとゆこゆこのファンになってもらうためにはどうしたらよいか、それを見極めなければいけません。意識を向けるべきは競合劣位の解消ではありません。ゆこゆこの優位性をもっと伸ばし、ファンを増やし、ひとりでも多くの人に豊かで幸せな人生を愉しんでもらうこと。2021年は”戦わない”戦略で、劣位解消ではなく優位伸長を重視します。そして、顧客視点、顧客接点、VOC(Voice of Customer)を大切にしたCRM、コミュニケーションの設計を目指していきたいと思います。

旅行業界の将来性を憂慮する声もありますが、旅は心のオアシスであり人生の必需品、決して需要がなくなることはありません。しばらくの間はコロナの感染状況に応じて、急ハンドル、急アクセル、急ブレーキといった荒々しい運転が続くかもしれませんが、心の絆という安全ベルトをしっかりしめてついてきてください。私たちが目指すところは今も昔も変わりません。理念を大切に心をひとつにして進んでいきましょう!

2021年もよろしくお願いします。


あとがき

①皆さんの家はどんなお雑煮を食べていますか?地域によって、出汁、具材、もちの形など様々ですよね。ちなみに、我が家(妻の実家)は、鯛雑煮です。1匹まるごと焼いた鯛のお汁に餅、なると、ミツバ、柚子の皮を入れて食べます。シンプルですが鯛の出汁が良く出ていてとても美味しいです!個人的には、香川の白みそのあんこ丸餅も気になる。。。


②逃げ恥 新春スペシャルを見ました。実は今回のスペシャルのみくりと平匡が住むマンションロケ地は私の住んでいるマンションでした。撮影時はやじうまがすごく大騒ぎだったのですが、さすが完成した映像をみるととても静かな住宅地に感じますね。しかしこのドラマ、今の日本の様々な課題が盛り込まれています。共働きの家事分担、女性の社会進出・産休育休、男性の育休取得、同性愛、ハラスメント、夫婦別姓、コロナ禍での心の絆などなど。公私ともに色々と考えさせられるドラマでした。


③うまれて!ウーモって知っていますか?うちのぬいぐるみ男子のクリスマスプレゼントでした。はじめは高さ30cmくらいのたまごなのですが、撫でたり、あたためてあげたりすると、たまごを破って中からウーモ(結構衝撃的なビジュアル)という赤ちゃんが出てくるという母性を刺激するおもちゃです。私はてっきり、1週間から10日くらい卵をあたため続け、その苦労のかいあって無事に生まれてきた感動を味わうものだと思っていました。ところが、息子があたため始めてから20分後、「あっ、うまれる!」の声が。まさかー、まだ20分だよ。壊しちゃったんじゃないの?と言いつつ、グーグル先生に聞いてみると、生まれるまでの時間は平均40分、早くて20分、、、 20分では感動が少ないのは言うまでもありません。