2019年10月2日水曜日

ワガママを言い合える組織

最近体調がすぐれなかったこともあり、すっかりご無沙汰してしまいました…

さて、昨晩ダイワリゾートの柴山社長と会食をした際に、「よく助け合う組織などというが、そうではなくワガママが言い合える組織を作りたい」と仰っていたことに大変共感しました。皆さんはどれくらい組織の中でワガママを言っていますか?

ワガママを言うということは、自分の意見や主張が明確にあるということ。つまり、仕事を自分ごととして捉えて、目標の達成に向けた明確な意思を持っているということだと思います。また、ワガママが言えるということは相手のことを信頼しているということ。自分の意見を思い切りぶつけても関係性が悪くなるわけではないという信頼関係がないとワガママは言えませんよね?

目標達成へ向けた手段はひとつではありません。色々な考え方、やり方があって当然です。それらをぶつけ合い、受け入れ合いながら最終的にチームとしての力を発揮する、これが組織の本質だと思います。

他人の意見や主張に納得できないまま仕事を進めていませんか?あの人が言ってるから仕方ない、賛成できないけど反対意見をぶつけるのは面倒だ、そんな気持ちで仕事にのぞんでいてはパフォーマンスを発揮することはできません。

まずは自分の考えをしっかりと持って主張しましょう。つまり、ワガママを言い合うということ。次に他人の意見を尊重して耳を傾けてみましょう。この時は意見を遮ったり反対したりせず最後まで聞いて一旦受け止めてみる。このプロセスが信頼関係をつくります。この押し引きを経て導き出された答えに全力でのぞんで、ゆこゆこの組織力を発揮していきましょう!

あとがき

①いよいよ消費税10%が始まりました。10月1日の朝スタバに行くと、お持ち帰りですか?と聞かれ、はいと答えると、それでは消費税は8%になります、と。店内飲食は10%、テイクアウトは8%だということを再認識しました。提供側としては何もやることは変わらないのになんだか不思議ですね。それなら、テイクアウトですといって飲み物を受け取って、店内で飲む人もでてくるでしょうね…

②私の中でのモンブランランキング1位のアンジェリーナ、銀座のマロニエゲートの改装に伴って銀座から姿を消してしまいました… 泣都内の常設店は日本橋三越と池袋東武だけのようです。

2019年8月13日火曜日

エリアと面でつながって温泉地活性化に貢献しよう


ファミマの上は観光情報の宝庫

先日大分県東京事務所に伺って、県および大分市・別府市の職員の皆さんに当社の取組みについて講演する機会がありました。別府サテライトオフィスの流れで大分県の企業誘致課の方と繋がりができ、トリニータスポンサーやサテライトオフィスなどの取組みを含め、当社の”大分愛”について職員の皆さんに語って欲しいという依頼をうけ、講演をさせていただくことになりました。

ちなみに、大分県東京事務所は、皆さんがよく利用しているファミリーマートのあるビルの6階にあります。8階には大分の食材を使ったレストラン「坐来」があり、大分の観光案内所も併設されています。この観光案内所には、ネットでの情報収集が苦手というシニア層の方々が来所され、観光スポットの情報や地図、時刻表などを持ち帰るそうです。こんなに近くに観光情報満載の場所があるとは知りませんでした。九州担当の営業およびエリアマーケの皆さんは、必ず訪問して情報収集してくださいね!!


旅行先あっての宿泊先

講演では、当社の事業内容をはじめ、「温泉地」に対するこれまでの取組みについて説明させていただきました。特に強調したのは、従来の地域との接点は契約旅館との点と点の繋がりが中心でしたが、今後は温泉地と”面”でお付き合いしていくことで、温泉地の活性化に貢献していきたいということです。これは温泉地に長期滞在することで現地ネットワークに入り込むという、別府サテライトオフィスの狙いでもあります。

当社は旅館に送客することで収益をあげていますが、旅館の前に温泉地自体に興味を持ってもらわなければ宿泊にも繋がりません。旅行先あっての宿泊先です。しかし、温泉地発の情報発信は限定的。だからこそ当社のメディア機能が役に立つのです。これまでも、トリニータ選手×別府・湯布院、俳句の堀本先生×別府鉄輪温泉正代関×天草 といったスポーツ選手や著名人をモデルに起用した温泉地紹介や、鹿児島豪雨災害復興のための動画制作黒川温泉内での連泊促進のためのストーリー記事制作などを行ってきました。


エリアと面でつながって地域に貢献しよう

個々の旅館の魅力を発信するだけでなく、温泉地の魅力の発信や課題解決のための支援などを通じて地域に貢献していくことは、温泉地にコミットしている当社の重要なミッションのひとつです。最近は様々な地域の観光協会や行政の方からお声がかかるようになってきました。同じ大分県でも別府や湯布院に比べて知名度に欠けるため、もっと魅力を発信したいという国東市や、玉造温泉以外の温泉地の知名度を上げて県全体を温泉で盛り上げたいという島根県、サテライトオフィスやオフサイトミーティングなどの利用を促進させたいという静岡県。温泉と絡めた地域活性化を促進して、それぞれの地域が抱える課題を解決していきたいという思いを感じます。

こうした地方のニーズに少しでもこたえていきたい、温泉地の活性化に貢献していきたい、少しでも多くの人に魅力を伝えて旅先候補に加えてもらいたい、そして旅を楽しんでもらいたい。当社のメディアとしての発信力もまだまだ微力ではありますが、こうした思いを持ちながら、各エリアと面でつながっていきましょう!


あとがき

①トリニータの藤本選手のヴィッセル神戸へ移籍のニュースには驚きました。。。
当社のプロモーション記事にも出てもらっていただけにとても残念です。
でも、移籍後にホームで行われたヴィッセル戦で、戻ってきた藤本に対して拍手やエールを送るサポーターの姿には感動しました。ともすればブーイングの嵐でもおかしくない状況で、”勇者”に対してエールを送る。本当にトリニータサポーターは紳士だなと感じました。こんな紳士のサポーターと一緒にトリニータの応援ができて幸せです。"LOVE TRINITA"

②夏真っ盛りのランチには辛いものが食べたくなります。
ジムトンプソンズテーブルのランチビュッフェは1600円とちょっとお高いですが、なかなかのクオリティ。


2019年7月23日火曜日

温泉✖仕事の化学反応はいかに!?

環境省 新・湯治セミナーでサテライトオフィスを紹介

環境省が主催する「新・湯治セミナー」で講演をしてきました。環境省は、「現代のライフスタイルに合った温泉地での滞在方法」を”新湯治”と位置づけて、この趣旨に賛同するメンバーをチーム新湯治としてネットワーク化しています。当社もこのチーム新湯治のメンバーで、今回のセミナーでは当社の別府サテライトオフィスの取り組みについて紹介させていただきました。宿泊営業部のあづみさんにも協力してもらって、当社の取組みのコンセプトだけでなく、実際に現地で働いた社員のひとりとして感想や課題について話をしてもらいました。

”新湯治”は、
温泉入浴に加え、周辺の歴史・文化、食などを活かした多様なプログラムを楽しみ、また、地域の人々とふれあい等を通じて、温泉地で心身ともにリフレッシュすることと、温泉地を多くの人が訪れることで、温泉地自身のにぎわいを生み出していくこと
を目指しています。今回はそのひとつの例として、リモートワークを通じて温泉地で仕事をするということをテーマにセミナーが行われました。

当社の別府サテライトオフィスも、

  1. 温泉地という非日常空間でリフレッシュしながら仕事をする
  2. 温泉地に入り込んで地域の人たちと触れ合いながら温泉地の抱える課題を理解する
  3. そのうえで温泉地活性化に向けて当社が貢献できることを検討して今後の事業展開につなげる
を目的としており、新湯治の考えや今回のセミナーテーマと合致します。そのため、今回の事例講演依頼を引き受けました。


この取り組みは何をもって成功とするか?

講演後に、この取組みの成果はどのように評価するのかという質問がありました。つまり、やってよかったかどうかはどの様な観点で判断するのかということです。私の答えは、まずは体験した社員が、行ってよかった、楽しかったと思うこと。目的の大前提は、毎朝の通勤ラッシュから離れて、非日常空間でリフレッシュしながら仕事をすること。楽しかったと思えなければ意味がありません。そのうえで、成果として何を持ち帰ることができたかは、人によって異なると思っています。

仕事の効率があがった、いつもより創造力が豊かになって中身の濃い仕事ができたという人もいるでしょうし、温泉地の人たちと接することで普段とは異なる人脈ができた、現地の文化や食を知って勉強になったという人もいるでしょう。やったことがないことにチャレンジしているのですから、何が起きるかは全く未知数。はじめから、成果を定義すること自体が間違っています。

当社の温泉地勤務はまだ始まったばかり。全社員が一度は体験してください。(別府に続く他温泉地での設定も密かに検討しています!)そのひとりひとりの体験をもとに、温泉地で働くことの意味を見出していきたいと思います。上記で掲げた目的は、あくまで経営者としての理想形。温泉×仕事でどのような化学反応が起きるか、とても楽しみです。体験者の皆さんからのフィードバックを待ってます!


あとがき

①あづみさんには、実際に温泉地ワークを体験したひとりとして感想や課題について話してもらいましたが、「みっちり仕事をした後の温泉は、金曜日のビールのようです!」の一言で参加者全員を完全に惹きつけました。私もこういうトーク勉強しないと。。。

②新湯治セミナーの後に、開催場所に併設されている「伊豆半島ジオパークミュージアム ジオリア」を見学させてもらいました。ここでは、地球が誕生してからの歴史を通じて伊豆半島の成り立ちを知ることができて純粋に面白いです。こちらで説明をしてくださる研究員の方々はなかなかのキャラ揃いで、地学、科学、歴史などを楽しく勉強することができます。そのうちのおひとりがやたらと温泉に詳しく、伊豆半島の成り立ちから見た伊豆の温泉について話をしていただきました。今度お招きして伊豆の温泉についてのレクチャーをしてもらおうかと考えています!

③先週末、夏の恒例苦行に挑んできました。。。
https://www.jreast.co.jp/pokemon-rally/
ちょうど「ポケモン ミュウツウの逆襲」を映画で見た直後でどうしても行きたいと。。。
はじめに6駅のスタンプを集めると、まずはピカチュウパスケースをもらえ、全43駅全て集めるとスタンプ帳ホルダーがもらえます。ただ、東は千葉・牛久、西は大船・八王子、北は大宮・上尾と広範囲。この壮大なラリーを達成したご褒美としていかがなものだろうか??当然6駅だけでギプアップとなりました。ちなみにこのスタンプラリー、当然こどもが多いのですが、中には大人だけのグループや外国人もいて、ポケモンのファン層の広さを感じます。

2019年7月3日水曜日

温泉で世界を幸せにする -社長就任にあたって

この1年を振り返り・・・

6月27日の株主総会をもってゆこゆこの社長に就任しました。同時にゆこゆこに来てちょうど1年が経ちました。初出社当日は猛暑にもかかわらず事務所の冷房が壊れ、アイスキャンディーを食べながら汗だくの1日を過ごしました。さらに、西日本豪雨、連続台風、北海道地震と災害が続き、相次ぐキャンセルによって売上が大幅にダウン。手厚い歓迎を受けながらゆこゆこ生活が始まりました。

その後は毎日数字とにらめっこ。でも、私が業界素人だからかなかなか明確な方向性を見出すことができませんでした。だからこの1年間、とにかくビジネス環境を知るために少しでもたくさんの人と話をする時間を使ってきました。社員の皆さんと話をし、温泉地に足を運んで旅館やその地で働く人たち、旅行者の方々と話をし、国内外の業界関係者の方々を話をし、ようやく社内外の環境がどのようになっているのかが見えてきたような気がします。


win-win-winはビジネスの鉄則

そのうえで、私がこの会社で目指すもの。それは、売上1000億を目指すとか、3年以内に上場を目指すとかそんなことではありません。日本の温泉地の魅力を知る人がひとりでも増え、旅行者が増えることで温泉地や宿が活気づき、そして旅行者や温泉地の喜びの声を聴いた社員が笑顔になる。ゆこゆこの事業活動によって、旅行者も、温泉地や宿も、社員も皆が幸せになってほしい。ただそれだけです。

ビジネス目標はとかく売上とか利益とかに目が行きがちです。もちろん企業である限り、利益を出して、事業を継続させ、社会貢献していく責任がある。それは大前提です。しかし、目先の利益にばかり目が行くと、本質的なことを間違えてしまう。ビジネスの本質は関係者全員にメリットがあること。旅行者も宿も会社(社員)もメリットを享受でき、win-win-winでなければなりません。これは企業が事業継続し、成長するためには絶対に欠かせない鉄則です。

自社の利益を最優先するあまり、宿に無理に料金を下げてもらったり、旅行者に過度な期待を与えて宿泊させたりしては、結局誰かが損をすることになります。その一方で、当社が適切な利益をあげることができなければ事業の継続ができません。"win-win-win"言葉にするのは簡単ですが、実現させるには絶妙なバランスが必要で、実はとても難しい。だからこそ永遠のテーマであり、これを目指すことに意味があるのです。


温泉で世界を幸せにする

ゆこゆこは温泉というとんでもなく大きな力を味方につけています。日本には、まだまだ知られていない温泉や地域の魅力があふれています。温泉で人が笑顔にならないわけがない。その力を使ってもっと人々を幸せにできるはず。「温泉で世界を幸せにする」そんな素晴らしい仕事ができることに感謝しつつ、一緒に頑張っていきましょう!

これからもよろしくお願いします。

2019年6月16日日曜日

ゆこゆこの旅は期待を外さない

ゆこゆこが最優先すべきこと

私たちが最優先すべきは、旅を終えたお客様に「ゆこゆこの旅は期待を外さない」と言っていただくことです。旅の満足度は、期待に合っていたか、もしくは期待を超えることができたかで決まります。そのためには、旅行者が期待するポイントと、宿や旅行先をうまくマッチングさせなければなりません。これは当社のひとつのミッション(使命)です。

期待に合わせるということは、必ずしも全てのポイントにおいて完璧な宿や旅を紹介することではありません。それぞれの宿がもつ特徴を見極めて、宿の良いところ、期待すべきところをしっかりと引き出すこと。誰と、どのような目的で訪れると期待にマッチするのかということをうまく表現して伝えることが重要です。少しでも多くのお客様を宿に送客したいと思うと、本来の姿を歪めて美化した表現をしがちですが、それは過度な期待をもたせるだけで期待に合わせたことにはなりません。期待すべきポイントと、期待すべきではないポイントを正しく伝えることが、結果的に旅の満足度をあげることにつながります。


ゆこゆこ流の送客サービスとは

先日とある宿の口コミを見ていたら、「ゆこゆこはこの宿をちゃんと見ているのか?」というお叱りの声がありました。なんでも美化するのではなく、きちんと正確な情報を伝えて欲しいという期待の言葉も添えられていました。点数は40点。とても残念です。しかし、全ての口コミが悪いのではなく、100点で大満足の声も少なくありません。まさに、期待値調整ができていないという典型的な状況だと思います。総じて悪い口コミであれば、それなりの宿だということになりますが、40点と100点が混在しているということは、事前に何に期待したのかによって満足度が異なっていることを意味しています。つまり、私たちがこの宿に期待すべきポイントをしっかりとお伝えできていなかったわけです。

40点と100点の口コミが混在すると、この宿の口コミ平均は70点となり、可もなく不可もなくといった印象を与えます。しかし、この宿に100点をつける人が一定数いるということは、期待すべきポイントを間違えなければ、満足する人が増え、結果的に口コミ平均は高くなるはずです。これこそゆこゆこ流の送客サービスです。


宿営業の存在が最大の強み

当社には70名を超える宿営業がいて、誰よりも多くの宿に泊まっています。懐石料理にはもう飽きた、食べすぎで太ったなどと世間からは「何を贅沢な!」と叱られるような悩みを抱えるほど宿の料理を食べています。だからこそ、その宿がどのような宿なのか、お客様の目線で伝えることができる。これは当社の最大の強みなのです。

このところ新しい取り組みも多く、本来のゆこゆこの強み、すべきこと、宿やお客様への貢献の仕方を見失ってきつつあるのかもしれません。いまいちど当社の目指すべき方向性を再認識してください。

「ゆこゆこの旅は期待を外さない」「期待通り大満足な旅だった」ひとつでも多くこうしあ口コミを書いていただけるようなサービスを目指していきましょう。


あとがき

①麺シリーズ1
別府オフィスで勤務した人は一度は食べましたか?
普段焼肉屋さんで食べる冷麺より、和風だしが強い印象です。お店によって違うのかな?

②麺シリーズ2
博多で水炊きやさんの担々麺専門店を発見。水炊きのスープがベースになっているのでスープのこくが全然違います。
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400101/40042736/ 

③I`ll be BEPPU!
大分の温泉プロモーションはいつも目を目を引くなあ

2019年6月2日日曜日

アジアの旅行市場がアツイ

アジアの旅行市場がアツイ

先週はGoogleが主催するアジアの旅行業界向けセミナーに参加してきました。Googleにとって、旅行と小売は注力している業界だそうです。特にアジアにおけるオンライン旅行市場は全世界の40%を占め、YoYで13%の成長をしているとのこと。(アメリカは5%の成長) 旅行に関係する膨大なデータがインターネット上を飛び交い、また巨額の取引がオンラインで行われているということになりますね。

会場には各国のOTAやAirline、ホテルチェーンが参加していて、2日間にわたって様々なプレゼンテーションが行われました。Global OTAとしてはExpediaやBooking.comなどはなじみがありますが、インドネシアのOTAであるTravelokaや、香港の旅行先アクティビティを扱うKlookといったベンチャー企業が次々と世界に進出していて、アジアの旅行業界の活気と熱気を肌で感じることができました。


日本人って異常に細かい!?


プレゼンテーションの中でとても興味深かったのは、各国の旅行に関する情報収集のしかたというテーマでした。アジアという同じ地域でありながら、国ごとに国民性や文化が異なるので、行動バターンも大きく違います。例えば、オーストラリア人は旅行の計画に3ヵ月から半年くらいかけるということや、インド人は主にYouTube動画で旅行に関する情報を収集するということ。そして日本人はとても細部にわたって情報収集を行い、その正確性や信頼性を重視するといった説明がされました。あるビジネスホテルを例に、部屋の情報が細部にわたって掲載されていたり、食事の有無以外にもやたらとたくさんのプランオプションがあること、また観光情報としての桜の開花状況が日単位で細かく発信されていることがなどが紹介され、場内からは”嘘だろ!?”といったざわめきや苦笑が聞こえてきました。やっぱり日本人ってアジアの中でも異常に細かいんですね。ちょっとその場にいるのが恥ずかしくなりました。。。

ただ、日本人に対しては細部にわたる情報提供、そしてそれらの情報の信頼性が担保されている必要がありますが、インバウンドの外国人に対しては、そうした細かい情報より、おおざっぱでありつつも、写真や動画などによってイメージが伝えられることを重視すべきということがわかります。

また、日本人は信頼性という観点から、日本のOTAを重視するようですが、他国はGlobal OTAをはじめ、自国に拘らずに使いやすいサイトを使う傾向があるようです。インバウンドの視点で考えると、戦い方が全く違ってきますね。


外国人観光客にも”ONSEN”を知ってもらいたい!

温泉地に行くと、以前に比べて圧倒的にインバウンドの外国人が増えてきているのが分かります。先日渋温泉に行った際にも、浴衣を着て下駄を履いた外国人が外湯めぐりをしていました。渋温泉から長野駅までの車内も8割方が外国人でした。東京、大阪、京都などに飽きた旅行者が、日本情緒を求めて地方の温泉地に足を運んでいるわけです。

インバウンドは都市部だけでなく”ONSEN”という視点からも無視できない存在になってきました。多くの海外旅行者の方に、日本の温泉旅、地方の魅力を知ってもらいたい。そこで、素晴らしい日本の食文化や歴史を知ってもらいたい。そんな気持ちを強めた3日間でした。


あとがき

①シンガポールは他のアジア諸国に比べるとずっと清潔、水道水も飲めるレベルではあるのですが、私は胃腸が弱く東南アジアではいつもやられてしまいます。。。細菌などにやられるというより、水の硬度とかの問題なんだと思うけど。

②最近は日本でもネット配車、クレジットカード決済のタクシーが増えてきましたね。私はJapan TaxiやMOVといったアプリを使っています。GPSで今いるところに迎えに来てくれ、地図上で行先を入れておけば乗車してから行き方を伝える必要もない。支払は登録しているカードで決済なので到着したらすぐに降りることができます。これに慣れていると、Suicaでの支払いもできないようなタクシーを捕まえてしまうとがっかり度が半端ない。。。

2019年5月21日火曜日

歴史資産は「保存」から「活用」へ

せとうち古街計画

空き家になった古民家をリノベーションして活用する”せとうち古街計画(Setouchi Cominca Project)”の取り組みについて、瀬戸内ブランドコーポレーションの方にご案内いただきました。場所は愛媛県内子町と広島県庄原市。正直どちらも訪れるのも、地名を聞くのも初めてでしたが非常に魅力的な場所でした。

このプロジェクトは、瀬戸内地域に点在する日本の歴史的価値を持つ古民家の魅力を生かして、快適に過ごせるように現代的にリノベーションを施し、活用していくというプロジェクトです。欧米では家やビルは改修を繰り返しながら残していこうとする傾向がありますが、日本では首都圏を中心に街を新しく開発していくという意向が強く、古い民家やビルが壊され、近代的な建物に生まれ変わっています。しかし、古民家には日本情緒があるだけでなく、歴史や文化そのものの象徴でもあります。それらを安易に取り壊してしまうのではなく、リノベーションによって価値を高め、観光資産としても活用しながら後世につないでいくことは素晴らしい取り組みだと思います。


白壁の町屋が建ち並ぶ内子、自然を五感で感じる庄原

内子町には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている場所があります。白壁の古民家が立ち並ぶその地区は、江戸時代から明治時代の街並みが残され、まるで当時にタイムスリップしたような雰囲気です。ひとつひとつの古民家は、まだ住居として利用していたり、カフェや雑貨店、宿泊施設などに生まれ変わっているものもありました。その中の宿泊施設のひとつ”織”に滞在しましたが、中は綺麗に改装され、とても快適な生活空間になっています。長期滞在もできるようにキッチンもついていて、貸別荘やコンドミニアムをイメージさせます。

一方、庄原は周囲を山に囲まれ、見渡す限り田んぼと畑が広がっているのどかな農村で
す。耳をすませば、蛙や鳥の鳴き声、風で木々が揺れる音や、近くの沢を流れる水の音が聞こえ、自然を五感で感じることができます。その中に突如あらわれる集落の何軒かの古民家も、今回のプロジェクトの物件で、9月のオープンに向けてリノベーション工事をしています。ここで一体何をするの?と思う人もいるかもしれませんが、ここでは何もしない贅沢を味わう場所なんだと思います。日本人は旅でたくさんの予定を詰め込みがちですが、欧米人はホテルで一日中ぼーっとしたり、本を読んで過ごしたりする余暇を楽しむ人も多く、そういう人には最適な場所だと感じました。


歴史資産の維持活用は旅の魅力を高める重要な活動

先日オープンした、別府のサテライトオフィスも、廃業した旅館をリノベーションしてオフィスに生まれ変わった場所です。近くには、同じく旅館だったところをギャラリーにしたり、かつて郵便局だった建物をカフェとして活用したりしており、私がこの場所に惹かれたのは、こうした歴史的建造物を維持、活用していこうとする取り組みに共感したからでもあります。

その土地の歴史に触れるということは、温泉旅の楽しみのひとつだと思います。都会の喧騒から離れ、過去にタイムスリップしたような街並みや建物を眺め、その土地の人との会話を楽しみながら歴史や文化に触れる。そんな魅力的な旅を楽しんでもらうためにも、歴史資産を保存するということだけでなく、新しい価値を埋め込んで活用するという動きはとても大切なことだと再認識しました。

皆さんも、機会があれば内子、庄原に行って、その土地の歴史や文化、自然を感じてみてください。また、サテライトオフィスに行った際にも、オフィス内の細部に残されている彫刻や、周辺の街並みにも注意してみてくださいね。



あとがき

①先日食事をしたレストランで領収書をお願いしたら、日付のところに、"1. 5.20"と書いてありました。そう、今は令和1年なんですね。まだ慣れない感じ。。。

②前職のお客様の義妹さんが、別府サテライトオフィスasideを運営する長谷川さんの友人だった。先日のGWのトリニータ戦後に私のFBに友達申請をしてくださったトリニータファンの方が、鉄輪温泉の旅館「入舟荘」の女将さんの友人だった。ひとつの場所で色々な取り組みを始めると、点と点のつながりから、面のつながりに変わっていくことを感じています。

2019年5月13日月曜日

ありがとう この一言でみな笑顔


「ありがとう」が人を笑顔にする

今日は少し仕事から離れて倫理的なおはなし。
先日有馬温泉に行った際、念仏寺というお寺の前に川柳のようなものが掲示してありました。そこには「ありがとう その一言でみな笑顔」と書いてあり、思わずその言葉を写真に撮りました。

皆さんは最近いつ「ありがとう」と言いましたか? いつ「ありがとう」と言われましたか?「ありがとう」と言った時、もしくは言われた時はどんな気持ちでしたか? おそらく、言った時も、言われた時も、穏やかで幸せな気持ちだったと思います。確かに、「ありがとう」という言葉は、皆を笑顔にする素敵な言葉だなと感じます。


嫌なことがあったら「ありがとう」!?

工学博士の五日市剛さんが書いた「ツキを呼ぶ魔法の言葉」という本を知っていますか?
そこには、
嫌なことがあったら「ありがとう」という言葉を使いなさいとあります。嫌なことがあると、嫌なことを考える。それによって嫌なことが連鎖してしまいます。そこで、「ありがとう」という言葉を使うことでその連鎖が断ち切られるというのです。嫌なことが起こっても、この程度で済んでありがとう。そういう気持ちで「ありがとう」という言葉を使いなさいと。

他界した祖母も似たようなことをよく言っていたのを思い出します。嫌なことが起きた時、嫌だ嫌だとしかめっ面していると、その気持ちがどんどん潜在意識にすりこまれ、ネガティブなことがどんどん起こる。だから、嫌な気持ちな時も汚い言葉を使ったりせずに、「ありがとうございます」って思いなさい。そう言っていました。

なかなか嫌なことが起きた時に瞬時に「ありがとう」という言葉は出てきませんが、意識してみると、不思議と気持ちが楽になって、前向きになれるものです。自分で言うのもなんですが、私は修羅場を何度も経験している”苦労人”です(笑) でも、そういった過去を知っている人には、そこまで苦労しているように見えないねって言われます。それは、「ありがとう」の言葉の力のおかげかもしれません。


感謝の気持ちはストレートに「ありがとう」で伝えよう

人に感謝を伝えるべきシチュエーションで、「ありがとう」ではなく、「すみません」という言葉を使う人がいます。さらにこれを英語でも同じように、"Sorry"と言う人がいます。おそらく、何かしてもらったことに対して恐縮して「すみません」と言っているのでしょうが、何かしてもらった時に"Sorry"=「申し訳ありません」と謝られても、相手はなんのこっちゃです。それであれば、ストレートに「ありがとう」="Thank You"と伝えるべきですよね。その方がお互いにハッピーです。

感謝を伝えるということはとても大切なことだと思います。人はひとりでは生きていけない。必ず誰かに助けてもらって生きているわけです。仕事も同じこと。ひとりでできる仕事なんてちっぽけなものです。必ず誰かに助けてもらって、持ちつ持たれつ助け合いで成り立っています。その時に、感謝の気持ちをきちんと伝えることで、相手は助けてよかったなと幸せな気持ちになります。

でもそれが当たり前になってしまうと、いつしか感謝の気持ちを持つことも表すこともできなくなってしまいます。人間関係のもつれは、この感謝の気持ちを伝えるという基本的なことができなかったことに起因することも多いのではないかなと思います。

ゆこゆこは、「ありがとう」のことばが溢れる会社にしていきましょう!
毎日、一生懸命仕事に取り組んでくれてありがとう!!


あとがき

①今日は母の日。母の日というのも、いつしか当たり前になってしまっている母に対する感謝の気持ちを思い出させるためにあるんだろうな。でも、父の日っていうのが、母の日よりも劣後しているように感じるのは私だけ??

②通勤電車の中でインスタ見てる人すごく多いですよね?もう情報収集はインスタでする時代なんでしょうね。でも、インスタの情報って写真とハッシュタグしかない。この限定的な情報から、自分が欲している情報にたどり着くわけですね。わからないことがあったらグーグル先生ではなく、インスタ先生に聞く、そんな時代なのか。。。でもこれってこれからのメディア戦略にはとっても大切な動向だと思う。

2019年5月6日月曜日

ゆこゆこスペシャルサンクスデー ゆこゆこは”トリニータサポンサー”!?



今年度最多来場者ゆこゆこサンクスデー

5月4日大分トリニータVSサガン鳥栖は、ゆこゆこスペシャルサンクスデーと称した当社の冠試合でした。GW中の九州ダービーだったためか24,500人もの方に来場いただき大盛況!(ホーム開幕戦は14,000人でしたから、その多さには驚きです)試合結果も2-0でトリニータが勝利し、リーグ3位になっています!! 当社からはマーケを中心とした運営スタッフと応援メンバー総勢40名で観戦しました。

選手と混浴写真が撮れるフォトブース、温泉むすめのミニライブ、ハーフタイムビンゴ、コラボ手ぬぐいを配布した写真投稿と大分合同新聞掲載企画などのスペシャル企画で来場者の皆さんに楽しんでいただきました。企画から当日の運営に携わってくれたスタッフの皆さん、本当にありがとう!来場者の皆さんの笑顔が皆さんの成果を表していると思います。





ゆこゆこはトリニータサポンサー!?

私が何より感動したのは、サポーターの皆さんが私たちをあたたかく迎え入れてくださることでした。今回、試合前にサポーターの決起集会にお邪魔して、新スポンサーとしてご挨拶させていただきました。はじめはあまりの熱量に圧倒されましたが、私の言葉に大きな声援で答えてくださり、最後はゆこゆこコールまでいただきました。おそらくゆこゆこが何の会社か分からない人も多かったかと思いますが、その人たちも含めてドームに響き渡るような声で”ゆこゆこ、ゆこゆこ”と連呼してくださる姿に本当に感動しました。
(決起集会の様子はこちらから見られます。)

さらには、試合直前にドームのピッチでご挨拶をしている時に、サポーター席では当社に対する手書きの横断幕が出ていました!選手ではなく、スポンサーの横断幕が出るなんて、信じられないですよね!?

その日のとあるサポーターの方のTwitterに、「心があるなぁ♫もはや、スポンサーというより、我々の側にいてくださる『サポンサー』さんですな。」というツイートがありました。これも嬉しかった!単に「お金を出しましたよ」というスポンサーではなく、サポーターと一緒になってチームを盛り上げることができているということが本当に嬉しいと感じます。


地域に入り込んで一緒に盛り上げたい

当社がトリニータのスポンサーになったのは、温泉をビジネスの中心においている会社として温泉地を盛り上げることに貢献したいから。でも、地方にお金を落とせば盛り上がるだろう、そんなエゴに満ちたことは絶対にしたくありません。当社は東京に本社をおく会社ではありますが、東京から温泉地を見るのではなく、地域に入り込んで、地域の人に受け入れてもらい、中から一緒に盛り上げていきたいと考えています。その観点を大切に、これからもスポンサー活動を続けていきたいと思います。

トリニータの選手、監督、サポーターの皆さん、これからもよろしくお願いします!!



あとがき

①GW前半は熱海に行ってきました。はじめて網代の海上釣り堀(太公望)に行きましたが、これがなかなか面白い。鯛と鯵のイケスが別々にあるのですが、鯵を釣るのが難しい!2時間で5匹まで釣ることができるのに2匹しか釣れませんでした。。。本格的な海釣りまではしたくないけど、池みたいな釣り堀では雰囲気がないという子連れにはお勧めです。

②GW10連休とか3連休を増やすとかもいいのですが、休暇を取る人が一時期に集中するのはどうかと思います。もっと休暇が分散して、繁忙期と閑散期が平準化される方がみんなハッピーなのでは??皆さんも仕事の状況を見ながら、積極的に有給を取得して平日の旅行を楽しんでくださいね。

2019年4月23日火曜日

ゆこゆこの新しい働き方 ”ゆこワーク” -温泉地で仕事をしてみよう

新しい働き方”ゆこワーク”スタート

当社では、育児や介護などのライフイベントや、本人の体調面に合わせて働く時間と場所を柔軟に選択できる新しい働き方、”ゆこワーク”を推進していきます。今回、勤務場所の選択肢のひとつとして温泉地を加えます。ゆこゆこは温泉地の魅力を伝える会社です。そこで、観光地だけではなく仕事をする場所としての魅力についても探ってみたいと考えたからです。

温泉は非日常。都会の喧騒から離れて、この非日常空間でリラックスしながら仕事に取り組むことで発想力や集中力が高まります。表現力豊かな文章を書いたり、お客様への提案書を作成したり、戦略や事業計画の立案をするなど、創造力を必要とする作業には最適な環境ではないでしょうか?


温泉地ゆこワークの狙い

温泉地に仕事で滞在する人が増えれば、平日の長期滞在者が増え、温泉地へ新たな人の流入をつくることになります。そうなれば、宿泊施設だけでなく、飲食店や生活雑貨などのニーズにもつながり、温泉地の活性化にもつながるはず。まずはこの流れを自分たちで作ってみる、これが温泉地ゆこワークの目的です。

今回、最初の温泉地サテライトオフィスとして別府の鉄輪温泉を選びました。鉄輪温泉は昔からの湯治場で、貸間と呼ばれる長期滞在宿が多くあります。貸間には共同のキッチンもついていて自炊もできますし、素晴らしい温泉もあります。皆さんにはこの貸間に滞在して生活してもらいます。

また、この鉄輪地区に廃業した旅館をリノベーションしたシェアオフィスがオープンします。この場所を利用して当社のサテライトオフィスを設置することにしました。敢えてシェアオフィスにしたのは、ここで作業をしながら地元の方、旅行者、また同様に温泉地で働く方とのコミュニケーションができるからです。東京の事務所ではもてないようなネットワークを作って、皆さんの人脈や見識を高めてもらうことが狙いです。これまでの、宿との点と点のつながりから、温泉地全体を面でとらえるためにも、地域のネットワークに入り込んでみてください。


”温泉地で働く”というワークスタイルを提唱するために

同僚や上司から離れて仕事をすることにもなるので、自律性が求められますし、コミュニケーションがとりずらいというデメリットもありますが、まずはやってみましょう!メリットとデメリットを私たち自身が体験し、その体験談をもとに“温泉地で働く”という新しいワークスタイルを世の中に提唱していけたら素晴らしいなと考えています。



あとがき

①先日、WHILLという電動車椅子のメーカーを訪問してきました。とても洗練されたデザインで、”医療器具”というよりは”乗り物”というイメージです。この乗り物があれば、おじいちゃんと孫が一緒に旅行に行ったとしても、歩くスピードが違って距離ができてしまったり、おじいちゃんだけがどこかで待っているといったことがなくなる、そんなお手伝いができたら、、、

②インスタを始めてみました。これまで当社をはじめ人の投稿を見るだけだったのですが、やはり自分自身でやってみないとと思い写真をとって投稿。まだまだ不慣れですが、徐々に写真の撮り方やら、ハッシュタグの付け方やら学んでいきたいと思います。よろしければフォローしてみてください。#shuhei323

2019年4月15日月曜日

改めて、ゆこゆこのロゴに込められた思い


改めてロゴに込められた思いを考える

当社は2018年1月から、「平日シニア」というキーワードから「温泉」を軸にビジネス展開をしていくと舵を切りました。同時に、温泉という日本の代表的観光資源、それを取り巻く温泉地の魅力を旅行者に伝えたいという思いから、コーポレートロゴを刷新して「日本を代表する温泉旅プランド」となることを目指しています。ロゴデザインの素案は社内で公募し、最終的に選ばれたデザインを外部のデザイナー仕上げていただきました。この時、社員の思い、経営の思い、また創業時の思いなども伝えて表現してもらっています。このロゴに込められた思いを改めて皆さんと共有したいと思います。

日の丸をイメージする赤い円に、温泉をイメージする湯けむりをデザインされているシンボルマークは、先述した「日本を代表する温泉旅ブランド」になるという、ゆこゆこの使命と気概を表しています。このことは、会社のホームページにもコーポレートアイデンティティーとして掲載されていて周知のことと思います。


ゆこゆこバブルは大きさの違いがこだわり

しかしここにはもうひとつ重要なメッセージがデザインされています。それは、湯けむりを表すひとつひとつの小さなバブルです。このバブル(通称ゆこゆこバブル)は、微妙に大きさが異なっていて、ひとつとして同じ大きさのものはありません。このバブルは、「お客様の温泉旅への期待」「宿や温泉地の魅力」「ゆこゆこ社員のナレッジ」を表していて、それらはひとつひとつ異なっていて多種多様であるということを意味しています。そして、これらをうまく適合(マッチング)させることで、お客様の期待、夢、思いをかなえるという当社の使命を表現しているのです。

旅の満足度は、旅への期待値をどこまで満たせるか、また上回ることができるかによって決まります。そして旅への期待値は、個々の趣味にもよりますが、旅のシーンによって大きく異なります。つまり、誰と、何を目的に旅に行くか。例えば、結婚記念日を祝う夫婦ふたり旅、癒し目的の女子旅、子供と一緒に行く夏休みの旅、読書にふけるひとり旅、全てシーンも期待も異なるわけです。

一方、温泉宿によって魅力が異なります。絶景の露天風呂を楽しめる宿、家族みんなで貸し切り風呂に入れる宿、地元野菜を使った郷土料理が楽しめる宿、何種類ものメニューがバイキングで楽しめる宿、ハイクオリティできめ細やかなサービスが受けられる宿、それぞれにイチオシの内容が違っていて、旅行者の期待と宿の魅力が合致すれば旅の満足度があがります。

さらに、ゆこゆこの社員も色々な宿や温泉地を知っています。女将の気質、料理長のこだわり、温泉の泉質、立ち寄るべき蕎麦屋、入るべき外湯、見るべき自然美、それぞれにお勧めポイントは異なり、精通している地域も異なります。しかし、私たちの知識や経験を終結させれば、温泉旅の期待に応えられる情報提供ができるはず。


ゆこゆこの旅は期待を外さない

私たちが目指すのは、「ゆこゆこの旅は期待を外さない」というお客様の一言、期待値マッチングなのです。送客数ももちろん大切ですが、旅を終えた時のこの一言に向かってサービスの質を上げていきたいと思います。ゆこゆこの使命がしっかりと込められたロゴ、この先もずっと大切にしていきたいですね。


あとがき

①草津の熱乃湯で自称湯もみガールズ(湯もみ熟女!?)による湯もみショーを見ました。なんとここ熱乃湯では、ザスパ草津の選手(湯もみくん)による豪快な湯もみや、午後20時からは温泉落語なんかも開催していて、二度三度と来たくなる企画がたくさんです。


②自宅から20分のところに、こどもの国という自然公園があります。動物と触れ合ったり、アスレチックで遊んだりと、こどもと一緒にたっぷり遊べる場所なのですが、先日のニュースで、ここは天皇陛下がご結婚された際のお祝い金で建設されたと聞いてびっくり。

2019年3月24日日曜日

地元の”日常”をアピールして温泉地の魅力を伝えよう

温泉地が抱える課題

最近温泉地の方々と話をしていて感じるのは、地元の人たちがその地の魅力に気づいていないことが多いということ。地元にとっては当たり前のことであっても、県外からの旅行者にとっては、珍しかったり、感動したり、素晴らしいと感じることは多くあります。狭い日本国内であっても、地域によって文化や慣習は様々であることは、ケンミンSHOWなどの番組を見ていても明らか。この違いを肌で感じることは旅行のひとつの楽しみでもあります。

しかし、その地の文化慣習は地元民からすると日常になってしまい、それが他県からの来訪者にとって魅力的なものであるという視点を持てていない。これでは、温泉地の魅力をPRすることができなくて当然です。これは温泉地が抱える課題のひとつではないでしょうか?


地元の魅力が日常に埋もれてしまっている

先日別府を訪れた際、あちこちの地面から湧き上がる湯けむりに、「情緒ある風景ですね」と話したところ、「外の人にはそう感じるんだね、私たちのとってはこれが日常だから」。湯量が豊富で”かけ流し”のお風呂であることも、全て日常であって価値に感じることはないそうですが、私からすると温泉自体がまず非日常。豪快に温泉が湧き上がるさまや、捨て湯によって温泉の川が流れていることも、驚きの光景です。

新潟では里山に広がる田園風景が、静岡では目の前にそびえたつ富士山が、長野では満点の星空が、みな日常生活にとけこんでいて、地元にとっては驚きでも感動でもない。でも旅行者には魅力的な旅のコンテンツです。

食も同じ。地元の郷土料理は高価な食材を使用していないかもしれません。日々の食卓で出されるものは、おもてなし料理といえないと思っているかもしれません。しかし、その料理は昔からの歴史や文化、気候などが反映されていて、旅行者にとって興味深いものがたくさんあります。地元の採れたて食材を、昔ながらのやり方で調理し、食文化の背景などを伝えながら提供すれば、それは何よりのおもてなし。

さらには温泉も。温泉ソムリエ家元の遠間さんによると、多くの旅館で温泉の泉質に対する理解がないそうです。その泉質をウリにすれば、もっと旅館や温泉地を魅力に感じてもらえるはず。


地域の魅力をアピールすることが私たちの使命

私たちの使命は、地元の日常に埋もれた魅力を発掘して、旅行者に伝え、その地に行きたいと思ってもらうこと。それには、その地を訪れ、地元の方と対話し、歩き、食べ、つかって感じることが必要です。

それを実践するきっかけとなるひとつの取り組みが、ONSENガストロノミーツーリズムです。今月から温泉ラボのメンバーを中心にウォーキングツアーに参加してもらっています。この取組みは、温泉地を歩き、食べ、つかることでその地の魅力を感じてもらうこと。この考えに共感して参画を決めました。私たちもこの活動を通じて温泉地の魅力を食の観点からアピールしたいと思います。

また、先日新たに100名近い温泉ソムリエがゆこゆこ社内に誕生しました。これでほぼ全社員の名刺に”温泉ソムリエ”と表記されます。これを単なるネタに終わらせず、習得した知識を活用して旅館や温泉地の泉質をもっとアピールしてください。誰もが知っている有名旅館でなくても、泉質はそれに匹敵するくらい高いかもしれません。それをどのように表現するかは、皆さんの腕にかかっています。

地元の”日常”は、温泉旅行の魅力的コンテンツに溢れています。みんなで温泉地の魅力を伝えていきましょう!


あとがき

①別府の共同浴場にはほとんどシャワーが設置されてしないんですね。みなさん浴槽わきに座り込んで、浴槽から汲んだお湯をじゃぶじゃぶ体にかけて石鹸を流しています。さらに、浴槽のふちに座ることはご法度。浴槽のふちは頭を載せる場所、そこにおしりを乗せるとはもってのほか、ということらしい。。。ローカルルールは難しいですね。


②読売新聞の方にジャイアンツ激励会に招待していただきました。そこでなんと今年から三度目の監督に就任した原監督と写真をパチリ!最近はあまり試合を見なくなってしまったので、現役選手よりも監督やコーチ陣に目がいってしまいました。このブログタイトルの”ゆこ愛”は、実は原監督が2002年に初めて監督に就任した際に掲げた”ジャイアンツ愛”からきています。この言葉を使う意味、結構深いんですよ。わかる人には、わかるかな??


2019年3月6日水曜日

大分トリニータホーム初戦 大分はゆこゆこだらけ

(選手もサポーターも同じゆこゆこロゴ入りユニフォーム着用
子供がぶかぶかのユニフォーム着てるのが可愛い)

3月2日は当社がスポンサーをしている大分トリニータのホーム初戦でした。当日はスポンサー紹介があるということで、昭和電工スタジアムまで観戦に行ってきました。鹿島アントラーズとのアウェイ初戦では見事に勝利を収めましたので、ぜひホームでも勝利して連勝を!!と願っていましたが、残念ながら同じJ2からJ1に昇格した松本山雅に敗退してしまいました。。。 ここでは簡単に当日の様子を写真多めで紹介し、私の思いについても簡単に触れていきます。

大分空港に降りて初めてゆこゆこロゴを目にしたのは、空港のトヨタレンタカーオフィスでした。受付横の掲示板にはトリニータのポスターが貼ってあり、そこには当社のロゴをつけた選手たちの姿が。まだスタジアムには遠いのですが、予期せぬ発見に少し嬉しくなります。



(一緒に観戦に行ったマーケメンバーと
田舎者のように写真をとりまくる)

スタジアムに到着しフィールドを覗くと、そこには大きくゆこゆこの看板がありました。しかも、同じくスポンサーのダイハツとキヤノンに両サイドを挟まれるかたちで、ゴール裏に鎮座しています。そして、何より感動したのは、ユニフォームを着ているのは選手だけではなく、1万人近いサポーターの多くがユニフォームを着用していて、そこらじゅうで”ゆこゆこ”が歩きまわっていること。彼らがどの程度意識してくれているかは分かりませんが、ただここまでTwitterなどを見ていると、サポーターの皆さんのスポンサーに対する愛情を感じます。試合後に選手名ではなくスポンサー名の横断幕が出てくることもあるとのこと。嬉しいですね!

(来賓代表挨拶後に勝つぞ~と
気合を入れる広瀬大分県知事)
さていよいよ試合前に今年度のスポンサー紹介が始まりました。同じくスポンサーの、ダイハツ九州さん、大分合同新聞さん、ジェイリースさん、さらには広瀬大分県知事などと一緒にご紹介いただき、その後はVIPシートにて試合を観戦させてもらいました。ガラス張りのVIPルームはスタジアム全体を見渡せる位置にあって、寒さが厳しい当時の気温でも快適な環境ではありましたが、サポーターの熱狂の渦のど真ん中も経験してみたいなと感じました。




(当日観戦させていただいたVIPルーム)

残念ながら試合には負けてしまいましたが、実際にスタジアムに足を運んだことで、今回スポンサーとなったことの重みを改めて感じました。ひとつは、大分という地方都市において、サッカーを通じて多くの人々が県内外から集まり、熱狂し、ともに活気あふれる時間を共有するという場づくりに、微力ながら貢献しているのだということです。スポンサーになるということは、単にスポンサーフィーを支払って社名をPRするということだけではなく、そのことを通じて地方の活性化に貢献するということ。当日集まった観客は約14,000人とのことでしたが、それだけの人が集まることによる経済効果はとても大きなことだと思います。

今後は、スポンサー特典を存分に活用し、トリニータ観戦チケット付きプランの造成、年間パスホルダーに対する宿泊割引、YUKO TABIでの選手による県内温泉地紹介など、トリニータに絡めた企画が続々出てくる予定です。また、上半期中に「ゆこゆこ杯」のような当社の冠ゲームも設定するとのことですので、その時にはできるだけ多くの社員の皆さんと一緒に応援に行きたいと思います!!

選手、サポーターおよびトリニータ関係者の皆さん、微力ながら皆さんの活動および大分の活性化に貢献していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します!




あとがき

①正直あまりJリーグを見ていたわけではないので、選手を覚えるのが大変(汗)
とりあえず、エースの藤本選手、今期加入のタイ人のティティパン選手、それからニータンは覚えました!

②我が家で最も喜ばれた大分土産が「かぼすイカフライ」
カリカリの食感に、かぼすの酸味とイカのうまみが絶妙です。空港で売っているので是非試してみてください。

2019年2月18日月曜日

オリコン国内旅行予約サイトランキング4位!

ネットでも電話でもは大きな優位性

Googleのモバイルサイトランキングに続き、オリコン国内旅行予約サイトランキングで調査対象企業51社中4位となりました!51社の中には、ツアー販売をしている企業も含まれており、純粋に宿泊だけを販売している企業で見ると2位ということになります!

本調査は、「サイトの使いやすさ」「検索機能」「予約のしやすさ」「ホテル情報」など11の評価項目についてユーザー約16,726人に調査したもので、当社は「問い合わせのしやすさ」の項目では1位を獲得しております。オンラインであってもすぐにコールセンターに電話で問い合わせができるところは、当社の大きな優位性ですね。

日々電話での問い合わせを受けているコールセンターの皆さん、ゆこゆこネットの開発に携わるサービスデザイン部の皆さんのおかげでこうした評価をいただきました。本当にありがとう!!

ちなみにTOP10は以下のとおり。
1位 ジャルパック
2位 ANA SKY WEB TOUR
3位 一休.com
4位 ゆこゆこネット
5位 JR東海ツアー
6位 じゃらんnet
7位 阪急交通社
8位 H.I.S
9位 JTB
10位 読売旅行


Google社からも、モバイルサイトからすぐに電話ができるという点が、ユーザーの目的(予約をする)に対して選択肢を用意しているとして高く評価されました。夜中であったり電車の中などで予約をする場合にはネットが便利ですが、日中や少し複雑な条件で予約をする場合には電話で聞いてしまった方が早い場合があります。お客様のシチュエーションに応じて、ネットでも電話でも問い合わせや予約ができるというのは利便性が高いですよね。


コールセンターはサービス開発の源泉

当社では、コールセンターを「温泉コンシェルジュ」と表現しています。現時点では、宿泊予約サービスおよび関連情報のご提供にとどまっていますが、将来的には温泉旅行を楽しむために必要な情報やサービスを、コールセンター/ウェブサイト双方で、総合的に提供できるようになりたいと考えています。

コールセンターのメンバーからすると、どんなサービスをするのか固まっていないなかで「温泉コンシェルジュ」と記載したりするから、お客様から色々な問い合わせをされて困ると思う人もいるかもしれません。確かにコンシェルジュのくせに、こんなことも答えられないのか?などとお客様から怒られたりしたら、辛い時もありますよね。でも、そうした問い合わせ事例の蓄積が当社のサービス内容の具現化につながりますから、とても大切なコミュニケーションだと考えてください。

コールセンターを持つということは、お客様の利便性があがるだけでなく、お客様のニーズを直接吸い上げることができるという大きなメリットがあります。”問い合わせ”や”クレーム”は、当社がサービスとして不足している側面を具体的に指摘してもらっているわけで、サービス開発の源泉といえます。これらを、ひとつひとつサービスとして実装することで、ランキングトップに躍り出ることも遠くはありません。


あとがき

①この週末、自身では25年ぶりに多摩動物公園に行ってきました。敷地が広大なので、動物ごとのエリアが広く、みんな自由に動き回っている感じがしました。唯一25年前の記憶は、肉をぶら下げてサファリパークのようにライオンのいるゾーンを走るライオンバスでしたが、なんと2年前から工事をしていてお休み中とのこと。残念。。。でも、子供と一緒にかなり楽しめましたよ!

②私は自他ともに認める甘党ですが、最近のヒットはGINZA SIXに入っている中村藤吉のまるとパフェ。抹茶生クリーム、抹茶アイス、抹茶シフォンケーキ、抹茶あん、抹茶ゼリー、白玉、栗、小豆、ソフトクリーム、、、などが綺麗に層になっているんです。休日は30分待ちは覚悟の行列ですが、一度は食べる価値あり。

2019年2月3日日曜日

あなたはこの職場を親しい友人や家族におすすめしたいですか?

総務人事部長としての目標

私は1月から総務人事部長を兼務しています。今日はその立場から考えていることを皆さんに伝えたいと思います。

ヒト、モノ、カネ、情報という経営資源のうち、私が最も重要視しているのはヒトです。なぜなら、その他の資源は全てヒトが作り出していて、会社の価値を大きく変えるのはヒトだからです。そのヒトが最も価値を創出するためのキーワードが”エンゲージメント”だと考えています。

あるコンサルティング会社によると、エンゲージメントとは
「従業員の一人ひとりが企業の掲げる戦略・目標を適切に理解し、自発的に自分の力を発揮する貢献意欲」
だそうです。つまり、誰かに命令されて強制的に力を発揮するのではなく、自発的に会社が掲げる目標に向かって力を発揮する状態がエンゲージメントができている状態ということになります。

エンゲージメントができているかどうかを見極めるには、たったひとつの質問をすればよいそうです。
「あなたはこの職場を親しい友人や家族におすすめしたいですか?」

私の総務人事部長としての目標は、この質問に半分以上の社員が"YES"と答えてくれる会社にすることです。


エンゲージメントを重視するわけ

私はふたつの側面からエンゲージメントが大切だと考えています。ひとつは、社員のエンゲージメントが高まると、その会社のサービスを利用するお客様のエンゲージメントも高まるからです。社員のエンゲージメントが高まれば、ひとりひとりが会社の目標に沿ったかたちで、良いサービスを創り出し、お客様に提供しようと力を発揮し始めます。そうなれば自然とサービスの質は高まり、お客様のハートをしっかりと掴むことができるようになります。

もうひとつは、エンゲージメントの高い社員は、周囲を巻き込む力を持っています。つまり、数人の社員のエンゲージメントが高まると、次々の周囲を巻き込み、いつの間にか巻き込まれた人のエンゲージメントも高まってしまうという力を持っています。この力が会社の一体感を高め、大きな力を生み出すことにつながるのです。

エンゲージメントは、社内外で大きな力を発揮して、この会社を素晴らしい会社へと成長させてくれるのです。


次の10年を生き抜くためにエンゲージメントの力が必要だ

エンゲージメントの前提は、皆さんが会社の戦略や目標を適切に理解している状態にあることです。それにはメッセージを投げかけたり、意見交換をしたりを繰り返す必要があります。まずはこのことを第一に考えたいと思います。

これまで会社の戦略や目指す方向性はあまり変わることなく会社は成長を続けることができました。これは、会社設立当時の戦略がとても素晴らしかったといえるでしょう。しかし、会社が設立されてから20年近くが経つと、徐々にお客様の志向や、競争環境が変化して、どれだけ素晴らしい戦略であっても、その方向性を見直さざるを得ない時がやってきます。このタイミングを乗り越えられた会社のみが、次の10年、20年生き続けることが許されるのです。

まさに当社はこのタイミングに差し掛かってきているといえます。会社を長年にわたって成功に導いてきた戦略の方向性を変えることは、勇気が要りますし、簡単なことではありません。試行錯誤を繰り返しながら、方向性を見極め、舵をきることが必要です。しかし、エンゲージメントがない状態では混乱は起きても変革は起きません。だからこそ、エンゲージメントを高め、会社がひとつになる必要があるのです。

忖度は必要ありません!皆さんが、心からこの会社を友人や家族にすすめたいと思ってもらえるように、頑張っていきたいと思います。


あとがき


①先日社内で実施したONSEN・ガストロノミーツーリズム調印式を行いましたが、2月1日の総会で正式に当社が会員として参画し、私が常務理事に就任することが承認されました。また、ONSENアンバサダーにも任命され、素敵なメダルや認定証もいただきました。なんと、アンバサダー同期には、元NHKアナウンサーの松平定知さんもいらっしゃいます。まだまだ社員の皆さんにはおよびませんが、私も少しでも温泉地の魅力を発信できるように尽力したいと思います。

②このメダル↑、手ぬぐいや桶がデザインされていてとても可愛いですよね!当社も早くお客様向けのロイヤリティプログラムを導入して、こんなメダルやバッジなどを贈呈したいと思います。

③銀座ランチシリーズ 天ぷら阿部
カウンターとテーブルひとつの小さな店ですが、昼時はとても賑わっていて、外国人のお客様もちらほら。1000円でボリューミーな天丼やかき揚げ丼が食べられてコスパがいいです!

2019年1月20日日曜日

ゆこゆこはONSENガストロノミーツーリズムに参画します

連携協定調印式開催

先日当社内で、ゆこゆことONSENガストロノミーツーリズム推進機構の連携協定調印式を行いました。通常業務を中断して多くの社員の皆さんにも集まっていただき有難うございました。

これまでブログ等でONSENガストロノミーツーリズムについては触れてきましたが、この取組みは単なる私の趣味ではなく、会社全体で取り組んでいく重要な活動であるということを感じて欲しくて、あえて調印セレモニーを皆さんの前で行わせていただきました。当日は機構の専務理事、ANA総研会長の小川様より本活動について説明していただき、だいぶ理解が深まったのではないかと思います。

前回のブログでも書きましたが、当社は温泉を軸にして、「お客様に温泉旅を楽しんでいただく」「温泉地を活性化する」というふたつの側面の使命を持っています。ONSENガストロノミーツーリズムを通じて、このふたつの側面に貢献していきたいと思います。


ONSENガストロノミーツーリズムとゆこゆこの連携

日本に温泉は3,000か所以上あると言われていますが、かつては湯治場として賑わっていた温泉地の多くは旅館や宿泊者数が減少するとともに活気を失くし、地方経済が衰退していることは言うまでもありません。しかし、温泉や日本の食文化は観光産業におけるキーコンテンツであり、この魅力を国内外の旅行者にきちんと知ってもらい、実際に訪問してもらうことはとても重要です。

ONSENガストロノミーツーリズムでは、「めぐる」「たべる」「つかる」を通じて、その地の魅力や文化をストーリーとして伝え、再訪、滞在してもらうためのひとつの有効施策です。本活動を通じてお客様に新たな温泉地の魅力を伝え、訪問、宿泊していただくことで、温泉地活性化の一翼を担えればと思っています。

当社としては、ウォーキングイベント参加者へのクーポン発行やオリジナル宿泊プランの提供、ONSENガストロノミー応援団である「ONSEN騎士団」との特典連携、本誌・旅本・YUKO TABIといったメディアを活用した情報発信などで連携を図っていきたいと思います。


まずはウォーキングイベントに参加してみよう

百聞は一見に如かず。まずはウォーキングイベントに参加してみましょう。温泉LAB(「温泉を軸とした愉しみの提供を本気で楽しむ」ことをコンセプトに活動をしているメンバー)、本誌・YUKO TABI編集部、イベント開催場所を担当する営業など、毎回数名の方に参加してもらおうと思いますので、実際にイベントを体験して活動の趣旨を理解してください。また、私たちもまだまだ知らない温泉地やその地の魅力がたくさんあるはずです。それらを自分たち自身が感じて吸収することもとても大切なことです。

次に、イベントの運営スタッフとして活動に参画してもらいたいと思います。参加者の受付、ウォーキングコース内での誘導などイベントの運営には多くのスタッフが必要になります。参加してくださったお客様に、安全にイベントを楽しんでいただくために、運営サイドで協力していきましょう。

そして、ウォーキングイベントを中心とする活動内容を、当社のメディアを通じて情報発信して、少しでも多くの方に温泉地の魅力を伝え、訪問・宿泊してもらえるようにしましょう。当社のメディアは、機構のホームページよりもお客様に近い目線で魅力を伝えられるはずです。魅力あるコンテンツをどんどん発信して、読者の目にとまるように頑張りましょう。

ONSENガストロノミーツーリズムはまだ3年目、本格的な活動はこれからです。微力ながら私も4月から理事のひとりとして参画します。運営に携わった皆さんの意見を反映しながら本活動の発展に貢献していきたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いします。



あとがき

①インフルエンザが流行っていますね。社内での感染も徐々に聞こえ始めています。我が家では、年末にひとり発症して厳戒態勢での年越しとなりましたが、頻繁な手洗いうがい、マスク装着、加湿器フル稼働などでなんとか誰も感染することなく乗り切りました。とにかく湿度を保つことが大切で頻繁に水分補給するということも予防にはいいみたいですね。皆さんも気を付けてください!

②私事ですが、先日祖母が98歳で他界しました。初孫の私をずいぶん可愛がってくれ、幼少期には庭仕事や、裁縫、料理などをしながらよく遊んでくれました。私の人格は祖母によってつくられたと言っても過言ではありません。4年前に転倒して骨折してから寝たきりになってしまいましたが、それまでは山登りに行ったり、携帯メールを学ぶなどチャレンジングな祖母でした。特に病気もせずにいわゆる老衰で亡くなりましたが、病気で辛い思いをせずに天命を全うできることは幸せなことです。これからは天国から見守ってくれていることでしょう。I love you grandma ever and forever...

2019年1月6日日曜日

”ゆこゆこ=温泉” ブランディング本格始動

みなさん、明けましておめでとうございます。年末年始はゆっくり過ごせましたか? ある一定期間仕事から離れてリフレッシュすると、新たな活力や発想が湧いてきます。できれば年に2~3回くらい、通常の祝日とは別に3日以上の休暇をとりたいものです。

さて、私は毎年元旦に実家近くのお寺でおみくじをひいています。そのおみくじには、一文字のキーワードとともにメッセージが記載されています。
今年は「躍」というキーワードとともに、
「出来そうなことばかり探すのではなく、どんなことにも意欲的に向かい挑戦しよう。大きな夢をもったなら、小さいことにくよくよせずひたすら進みなさい」
というメッセージもいただきました。このメッセージは、私個人だけでなく、いまのゆこゆこに対するメッセージだと受け止めています。

「平日シニア」というキーワードから「温泉」を軸にビジネス展開をしていくと舵を切ってから1年が経ちました。しかしながら、お客様や旅館だけでなく、まだまだ社内でも温泉でビジネスをやっていくのだという意識が浸透しきっていない。これまであまり具体的な活動に結びついていなかったので無理もありません。そこで、今年は”ゆこゆこ=温泉”ブランディングを本格化していきたいと思います。


温泉を軸とした私たちのビジネスには、ふたつの側面があります。ひとつは、温泉旅に行くお客様。お客様に旅の魅力を発信していくとともに、旅前から旅中、旅後に至るまで、思い出に残る旅を楽しんでもらうことは私たちの大事な使命です。そしてもうひとつは、温泉宿や温泉地です。お客様に温泉旅を楽しんでもらうためには、旅行客を受け入れる温泉宿や温泉地が活気や魅力にあふれる場所でなければなりません。そのための温泉地活性化支援は当社のもうひとつの大きな使命なのです。

温泉旅の魅力を伝えるという点では、昨年から温泉旅行Webメディア、「YUKO TABI」をスタートしました。また、観光やグルメスポットなどを掲載した情報誌「旅本」の送付も始まっています。宿泊予約サイトのゆこゆこネットでは、単に温泉宿の情報を提供するのではなく、温泉旅のテーマやストーリーごとに「イチオシ温泉ストーリー」として特集を組むということも始めました。まだまだ改善させる余地はありますが、こうした取り組みは、温泉旅のプロとしての情報発信の第一歩と考えています。

また、温泉地活性化支援の点では、年末に発表しましたが、Jリーグ大分トリニータの2019年ユニフォームスポンサーとなりました。これは、サッカーを通じて、おんせん県大分を活性化したいという大分フットボールクラブと、温泉地の活性化を支援したいという当社の思いが合致したことで実現した取組みです。
さらに今月18日には、温泉ガストロノミーツーリズムに正会員として参画することを表明する調印式も行われます。

今年はこうしたお客様へ向けた温泉旅の情報発信、および温泉地の活性化支援活動をさらに加速させ、名実ともに”温泉コンシェルジュ”となるべくブランディング活動を本格化させていきます。もちろんブランディングは簡単なものではありません。当社の思いがなかなか伝わらなかったり、サービスが受け入れられなかったり、様々なハードルがあると思います。そこで、冒頭のメッセージに戻りますが、出来そうなことを探すのではなく、困難なことにも意欲的に挑戦して、私たちの思いを少しずつ世の中に浸透させていきたいと思います。ONEゆこゆこでいけば、必ず実現することができるはず!

本年もよろしくお願いします!