2019年2月3日日曜日

あなたはこの職場を親しい友人や家族におすすめしたいですか?

総務人事部長としての目標

私は1月から総務人事部長を兼務しています。今日はその立場から考えていることを皆さんに伝えたいと思います。

ヒト、モノ、カネ、情報という経営資源のうち、私が最も重要視しているのはヒトです。なぜなら、その他の資源は全てヒトが作り出していて、会社の価値を大きく変えるのはヒトだからです。そのヒトが最も価値を創出するためのキーワードが”エンゲージメント”だと考えています。

あるコンサルティング会社によると、エンゲージメントとは
「従業員の一人ひとりが企業の掲げる戦略・目標を適切に理解し、自発的に自分の力を発揮する貢献意欲」
だそうです。つまり、誰かに命令されて強制的に力を発揮するのではなく、自発的に会社が掲げる目標に向かって力を発揮する状態がエンゲージメントができている状態ということになります。

エンゲージメントができているかどうかを見極めるには、たったひとつの質問をすればよいそうです。
「あなたはこの職場を親しい友人や家族におすすめしたいですか?」

私の総務人事部長としての目標は、この質問に半分以上の社員が"YES"と答えてくれる会社にすることです。


エンゲージメントを重視するわけ

私はふたつの側面からエンゲージメントが大切だと考えています。ひとつは、社員のエンゲージメントが高まると、その会社のサービスを利用するお客様のエンゲージメントも高まるからです。社員のエンゲージメントが高まれば、ひとりひとりが会社の目標に沿ったかたちで、良いサービスを創り出し、お客様に提供しようと力を発揮し始めます。そうなれば自然とサービスの質は高まり、お客様のハートをしっかりと掴むことができるようになります。

もうひとつは、エンゲージメントの高い社員は、周囲を巻き込む力を持っています。つまり、数人の社員のエンゲージメントが高まると、次々の周囲を巻き込み、いつの間にか巻き込まれた人のエンゲージメントも高まってしまうという力を持っています。この力が会社の一体感を高め、大きな力を生み出すことにつながるのです。

エンゲージメントは、社内外で大きな力を発揮して、この会社を素晴らしい会社へと成長させてくれるのです。


次の10年を生き抜くためにエンゲージメントの力が必要だ

エンゲージメントの前提は、皆さんが会社の戦略や目標を適切に理解している状態にあることです。それにはメッセージを投げかけたり、意見交換をしたりを繰り返す必要があります。まずはこのことを第一に考えたいと思います。

これまで会社の戦略や目指す方向性はあまり変わることなく会社は成長を続けることができました。これは、会社設立当時の戦略がとても素晴らしかったといえるでしょう。しかし、会社が設立されてから20年近くが経つと、徐々にお客様の志向や、競争環境が変化して、どれだけ素晴らしい戦略であっても、その方向性を見直さざるを得ない時がやってきます。このタイミングを乗り越えられた会社のみが、次の10年、20年生き続けることが許されるのです。

まさに当社はこのタイミングに差し掛かってきているといえます。会社を長年にわたって成功に導いてきた戦略の方向性を変えることは、勇気が要りますし、簡単なことではありません。試行錯誤を繰り返しながら、方向性を見極め、舵をきることが必要です。しかし、エンゲージメントがない状態では混乱は起きても変革は起きません。だからこそ、エンゲージメントを高め、会社がひとつになる必要があるのです。

忖度は必要ありません!皆さんが、心からこの会社を友人や家族にすすめたいと思ってもらえるように、頑張っていきたいと思います。


あとがき


①先日社内で実施したONSEN・ガストロノミーツーリズム調印式を行いましたが、2月1日の総会で正式に当社が会員として参画し、私が常務理事に就任することが承認されました。また、ONSENアンバサダーにも任命され、素敵なメダルや認定証もいただきました。なんと、アンバサダー同期には、元NHKアナウンサーの松平定知さんもいらっしゃいます。まだまだ社員の皆さんにはおよびませんが、私も少しでも温泉地の魅力を発信できるように尽力したいと思います。

②このメダル↑、手ぬぐいや桶がデザインされていてとても可愛いですよね!当社も早くお客様向けのロイヤリティプログラムを導入して、こんなメダルやバッジなどを贈呈したいと思います。

③銀座ランチシリーズ 天ぷら阿部
カウンターとテーブルひとつの小さな店ですが、昼時はとても賑わっていて、外国人のお客様もちらほら。1000円でボリューミーな天丼やかき揚げ丼が食べられてコスパがいいです!