2018年9月6日木曜日

最高の温泉旅体験を提供するために

ゆこゆこのビジネスは温泉旅体験の提供

ゆこゆこのビジネスってなんでしょう?本誌やWebを通じて、ホテルや旅館の宿泊プランを販売することでしょうか?

ディズニーランドは「夢の国」と言われますよね。来場者は、現実の世界から離れ、夢の世界を体験しに来ています。ですから、ディズニーランドのビジネスは、「乗り物やショーのチケットを売る」ことではなく、「夢を見せる」こと。乗り物やショーなどのアトラクションやパーク内の様々な演出はそのための手段にすぎません。また、キャスト(ディズニーランド内で働く人たちをそう呼びます)たちは、自分たちも夢を見ているかのように明るく振る舞うことで夢の国の演出をしています。

ゆこゆこのお客様は、温泉旅を通じて、癒されたい、気分転換がしたい、地元の食や酒を楽しみたい、自然や四季の体感したい、家族や友人と大切な時間を共有したい、、、といった期待や目的をもっています。宿泊場所はそのためのひとつの手段であって、旅全体の目的ではありません。私たちのビジネスは、温泉旅を通じてお客様の期待に応え、最高の温泉旅体験を提供することであるという意識をもちましょう。


温泉好きの集まる会社”ゆこゆこの一社員”としての情報発信

私たちが、お客様の期待に応え、温泉旅体験を最高のものにするためには、多くの温泉旅を経験している必要がありますし、その楽しさをわかっている必要があります。旅をしたことも、楽しんだこともない人から、「温泉旅は楽しいですよ」などと勧められても行ってみたいとは思いませんよね? 仕事で温泉地や旅館を訪ねることが多いと思いますが、ひとりの旅行者の視点で楽しんでみること、これがとても大切です。その旅館や温泉地の素晴らしさを、ゆこゆこの担当営業の立場だけでなく、温泉旅好きなひとりとして体験した時にどのように感じるか。この感覚を研ぎ澄ましてください。

そして、自分が楽しいと感じたり、感動した温泉旅について、どんどん情報発信していきましょう。ゆこゆこ社員がそれぞれの価値観で感動を伝えると、200種類の温泉旅ストーリーができあがります。それらをメディアを通じて発信して、「温泉旅ってこんなに楽しいんですよ」「こんな温泉の楽しみ方もあるんですよ」と世の中に伝えていきましょう。人によって価値観が異なりますから、感動のポイントは違います。だから皆さんの素直な感動をそのまま伝えられたらいいと思います。そのストーリーを比較して共感できるかどうかはお客様に判断してもらえばいいんです。

温泉旅のプロ会社”ゆこゆこ”としてではなく、温泉好きが集まっている会社”ゆこゆこの一社員”として発信したほうがいい。なぜなら、プロのメディアが発信する情報より、ひとりの旅行者としての”個の情報”の方が発信力があるからです。(このテーマはまた別の機会にもっと深く話します) ゆこゆこの温泉メディアYUKO TABIを通じて、そのような情報発信やコミュニケーションができたらいいなと思っています。


温泉コンシェルジュへの第一歩は自分が温泉旅を楽しむところから

自分自身が体験した楽しさや感動を素直に伝えられると、お客様の心に響きます。自分が楽しいと思えないことを、お客様に楽しいと感じてもらうことには無理がありますよね。温泉コンシェルジュへの第一歩は、私たち自身が温泉旅を心から楽しむところからではないでしょうか?


あとがき

①9月6日に発生した北海道地震で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。最近本当に自然災害が多いですね。自然のエネルギーに比べて人間の力は本当に小さい。だからこそ、いつも自然の恵みに感謝しながら生きることが大切ではないかと思います。

②有楽町駅前、交通会館の三省堂書店前の靴磨き、千葉スペシャルを知っていますか?私はここで靴を磨いてもらうようになって5年ほどが経ちますが、もう他では磨けません。「心機一転したい時」「ここぞっという時」に磨いてもらうと、なんだか気持ちがあがります。ザ・靴磨き職人たちが色々とうんちくを話しながら磨いてくれますので、試してみてください。