2020年6月23日火曜日

withコロナ afterコロナの働き方 ゆこワークロードマップ

政府のGoToキャンペーンに先立って、県などの自治体単位での域内旅行促進キャンペーンが実施されはじめました。福島県民を対象にしたキャンペーンには、他OTAに先駆けて参画、実施しましたが、わずか数時間で予約上限に達してしまいました。集中アクセスにともなうシステムトラブルや、クーポン仕様、プロエクト体制などに課題が残りましたが、今後予定されているキャンペーンに向けて良いラーニングになったと思います。

先週末からは県を跨いだ移動制限も緩和され、旅行を心待ちにしていた人たちが一気に動き始めているようです。感染拡大リスクは依然懸念されますが、ニューノーマルといわれるwithコロナ対策をしっかりをとったうえで、会員の皆様に安心して旅行をしてもらえるようにお手伝いをしていきたいと思います。

当社は、6月9日時点で約1000の契約宿における衛生管理、3密対策について情報提供を開始しました。複数のメディアにもこの取り組みが取り上げられています。当社の担当営業が直接施設に確認した情報を、シニア会員の皆様にも一目でわかりやすいようにアイコンなどを使って表現しています。短期間のうちに、これだけの情報を収集できたのは当社の営業機動力の素晴らしさの一言につきます。宿泊先の選定において最も重視されている情報ですので、これからも継続的に情報を更新していきましょう。


さて、旅行者や宿泊施設におけるwithコロナのニューノーマルもありますが、今日は当社での今後の働き方について触れたいと思います。当社では3月から一部リモートワークを開始して、緊急事態宣言下においては原則全社員がリモートワークで業務遂行を行ってきました。当初は不慣れなことも多く、ストレスを感じる日々だったかと思いますが、3か月も経つと、リモートワークのメリット、デメリットなど本質的な部分が実感できるようになってきたことと思います。

先日全社員を対象に行ったアンケートでは、約90%の社員が今後もリモートワークを継続したいという結果となりました。皆さんからのフリーコメントとして、時間に余裕ができて自己啓発や健康管理にあてられた、家族との時間が増えた、育児や介護をしながら仕事をするイメージができた、オフィスより業務に集中できた、といったメリットがあげられた一方で、ネットワーク回線などの情報インフラに対する不備、細かい意思疎通が図れない、会社の状況や全社方針などを聞くことができないので不安といったデメリットも明らかになりました。

今後GoToキャンペーンなども経ながら旅行需要が高まっていくことが想定されます。それに合わせて、しばらく休館していた宿も徐々に再開を予定しており、当社のゆこゆこ本誌をはじめとした紙媒体のプロモーションも徐々に再開していきます。社員の皆さんにも、充電休暇からの復帰をしてもらいますが、withコロナにおけるリスクも考慮すると全てを元通りというわけにもいきません。

そこで、緊急事態宣言が解除された翌月~2か月後の7月および8月は、必要に応じて週1日~2日以内のオフィス出勤というかたちをとりたいと思います。また、オフィス内の3密対策はもちろんのこと、社員どうしの接触を制限するために、部内/グループ内をA, Bの2グループにわけ、出社可能日を指定することとします。これにより、万が一社内で罹患者が発生したとしても、全員を自宅待機とせずに業務を継続することができるようになります。ガイドラインの詳細については、追って総務人事より周知がありますので、それに従ってください。

さらに9月以降、感染拡大が現状維持の状況であれば、上長の承認があればどこで働くかについては本人の希望次第とし、より柔軟な働き方を目指していきます。そのためには、労務の制度面や情報インフラなどにおいて、より一層の改善が必要かと思いますので、それらをしっかりと検討したうえで、オフィスワーク、リモートワークをうまく活用できるハイブリッド型の勤務体系を目指していきたいと思います。ただし、感染拡大状況によっては、再度全社リモートワーク体制になりますので状況に応じて柔軟に対応していきましょう。

「働き方改革」という名のもとに試行錯誤していた企業が、コロナをきっかけに様々なチャレンジを余儀なくされました。withコロナafterコロナで単に元通りに戻るのか、それとも働き方のニューノーマルを実現して進化するのか、企業の体質が問われることになります。当社では、コロナという苦境を進化のきっかけと捉えて、ぜひ新たな「ゆこワーク」の実現に向けてチャレンジを継続していきましょう!